完全失業率、2月は2.8%、22年2カ月ぶりに3%を下回る

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 総務省は31日、2月の完全失業率(季節調整済)が前月比0.2ポイント減の2.8%だったと発表した。2カ月連続の改善で、完全失業率が3.0%を下回るのは、22年2カ月ぶりのこと。完全失業者数は前年同月比25万人減の188万人で、81カ月連続の減少。就業率(15歳以上人口に占める就業者の割合)は、前年同月比0.5ポイント増の57.9%だった。

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 雇用形態別では、正規の職員・従業員数は前年同月比51万人(1.5%)増の3,397万人で、27カ月連続の増加。一方、非正規の職員・従業員数は同10万人(0.5%)減の2,005万人となり、15カ月ぶりの減少となった。また役員を除く雇用者に占める非正規職員・従業員の割合は、同0.5%ポイント減の37.1%だった。全体としてみれば僅かな割合ではあるものの、パート・派遣社員・アルバイトなど非正規で働く人が減り、正社員として働く人が増えるという結果となった。

 就業者数(仕事に従事した人の数)は、前年同月比51万人(0.8%)増の6,427万人で、50カ月連続の増加。男性は18万人、女性は33万人の増加となった。就業率を男女別にみると、男性は同0.4ポイント増の82.3%、女性は同1.3ポイント増の66.2%となり、女性の就業率の上昇幅が大きくなっている。

 産業別就業者数をみると、前年同月比プラスになったのは「農業、林業」(同5万人増)、「建設業」(同12万人増)、「製造業」(同8万人増)、「情報通信業」(同14万人増)、「運輸業、郵便業」(同1万人増)、「卸売業、小売業」(同17万人増)、「学術研究、専門、経済サービス業」(同3万人増)、「教育、学習支援業」(同5万人増)など。一方、同マイナスになったのは、「宿泊業、飲食サービス業」(同4万人減)、「生活関連サービス業、娯楽業」(同5万人減)、「医療、福祉」(同20万人減)だった。

 完全失業者の動向では、男性の失業者数は前年同月比19万人減の115万人、女性の失業者数は同5万人減の74万人となった。また完全失業者のうち、「仕事をやめたため求職」した人は同21万人減の128万人。内訳をみると、「勤め先や事業の都合による離職」は同9万人減の29万人、「自発的な離職(自己都合)」は同11万人減の79万人だった。