2ゴール1アシストで勝利を導いたMF柏木陽介

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[4.1 J1第5節 神戸1-3浦和 ノエスタ]

 亡き義祖母に捧げるゴールだった。浦和レッズのMF柏木陽介は2ゴール1アシストで首位ヴィッセル神戸の撃破に貢献。試合後、前日に義祖母が亡くなっていたことを明かし、「おばあちゃんにいいゴールを捧げられた」と哀悼の意を表した。

 開幕4連勝で首位に立つ神戸の本拠地に乗り込んだ浦和。神戸は昨季からリーグ戦のホームゲームで10試合無敗(8勝2分)をキープし、浦和も神戸とのアウェー戦は2007年8月を最後に未勝利と苦手にしていた。

「前半はチームとしてうまくいかなかった」と柏木が振り返った通り、序盤から神戸の速い攻撃にゴールを脅かされた浦和だったが、無失点でハーフタイムを迎えた。「ゼロで終えられたことをポジティブにとらえて、(後半は)自分たちらしいサッカーができたらなと」。柏木は気持ちを切り替え、後半勝負と見込んでいた。

「前半はうまくボールを触れずに自分の中でもどかしい気持ちだったんですけど、後半にチャンスが来ると、自分たちのサッカーができると信じてプレーしました」

 ゲームの潮目が変わったのは後半14分だった。ペトロヴィッチ監督は前線のMF武藤雄樹を下げ、MF駒井善成を投入。駒井がボランチを務め、柏木は空いた2シャドーの一角に入った。

 指揮官の采配はズバリ的中する。直後の後半16分、自陣の駒井からの縦パスを右サイドのDF森脇良太が受け、素早く中央に送ると、FW興梠慎三が体を張って前方へ流したボールを拾ったのは柏木。PA内へ持ち込みながら、右足と左足で2度切り返し、最後は技ありの左足トーキックでゴール左に流し込んだ。

 ポジション変更をきっかけに躍動し始めた柏木。後半19分に左CKから正確なクロスを供給し、DF遠藤航の追加点をアシストする。2-1で迎えた同アディショナルタイム2分には、カウンターから抜け出したMF宇賀神友弥の左クロスにファーで反応し、右足で押し込んだ。

 浦和は首位の神戸を3-1で撃破し、2試合ぶりの白星で神戸との勝ち点差を2に縮めた。柏木は「家族みんなが観に来てくれていた」という地元神戸で今季初得点を含む2ゴール1アシストの活躍。試合後に「奥さんのおばあちゃんが昨日亡くなった」と打ち明けた背番号10は、「そのおばあちゃんにもいいゴールを捧げられたんじゃないかなと思うので、非常によかったです」と精悍な表情で語った。


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