移籍後初ゴールを奪った京都サンガF.C.のFW小屋松知哉

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[4.1 J2第6節 千葉2-2京都 フクアリ]

 目の前には広大なスペースが生まれている。京都サンガF.C.のFW小屋松知哉は自慢のスピードで最終ラインの裏を突き、幾度となくゴールに迫ろうとした。

 対戦相手の千葉は最終ラインを高い位置に設定し、ハイプレスを掛けてくる。「あれだけ前に来ると、裏は自然と空いてくる。そこを狙うのはチームとしての狙いだし、スペースは全員が意識してプレーしていた」と小屋松が語るように、京都はロングボールを多用して、最終ライン裏のスペースを効果的に利用しようと試みる。「何回かオフサイドになってしまった」ように、オフサイドの網に掛かることもあったが、「狙い続ければチャンスは来ると思っていた」。

 そして、1点ビハインドで迎えた前半24分、小屋松が一瞬の隙を突いてゴールを陥れる。最終ラインからDF高橋祐治がヘディングで送ったボールをFWイ・ヨンジェが落とすと、ボールは千葉最終ラインとGK佐藤優也の間へ。そこに反応したのが小屋松だった。「GKが出てきたのは瞬時に見えたので、咄嗟に判断した」と飛び出してきた佐藤優をワンタッチで鮮やかにかわすと、右足で無人のゴールに流し込んだ。

 今季、名古屋から京都に加入した小屋松にとって、これがうれしい移籍後初ゴール。「(ゴールを奪うのが)ちょっと遅かった」と苦笑しつつも、「これがスタートとなるように、この1点を無駄にしないように次に向けて準備していきたい」と今後に向けて意気込みを示す。

 だが、試合終了間際に同点に追い付かれたことで、移籍後初ゴールの喜びも半減だ。「最悪の4連敗は避けられたけど、勝てなかったのが一番悔しい。あれだけ後ろが頑張っている中で、僕を含めて前の選手がチャンスを決められていたら楽な試合になったと思う。そこは申し訳ない」と悔しさを滲ませた。

(取材・文 折戸岳彦)
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