鮮やかなループシュートを沈めた京都サンガF.C.のMF仙頭啓矢

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[4.1 J2第6節 千葉2-2京都 フクアリ]

 右足から蹴り出されたボールは鮮やかな弧を描いてゴールへと向かう。京都サンガF.C.のMF仙頭啓矢はボールがネットを揺らしたことを確認すると、喜びを爆発させた。

「前半からミドルシュートという意識を持っていた」という仙頭はボランチの位置から前線まで駆け上がって、ミドルレンジから積極的にゴールを狙う。前半30分にはPA外からループシュートを狙ったが、GK佐藤優也に触れられたボールはカバーに入ったDF近藤直也のクリアに遭ってネットを揺らすには至らなかった。しかし、1-1で迎えた後半15分についにゴールを陥れる。

 右サイドをFWイ・ヨンジェが突破すると、PA内でボールを受けたFW大野耀平がキープ。後方から走り込んだ仙頭がパスを呼び込むと、「GKが結構出ていたのは見えていた。パスがビックリするくらい強かったけど(笑)、逆に当てるだけで、その分威力がつくと思ったので、うまいこと自分の足でコントロールできた」と右足から放ったループシュートは、佐藤優の頭上を越えてゴールマウスに収まった。第3節福岡戦以来の今季2得点目に「狙い通りの場所に決められて良かった」と白い歯を見せた。

 現在は「プロに入って初めてやるポジション」と語るボランチでプレー。しかし、「自分としても戸惑う部分もあった」と語るように、組み立ての場面でボールを失う場面があり、守備に回ればフィジカルで勝る相手に突破を許すことがあるなど発展途上。それは本人も自覚しており、「つなげる場面で奪われることが多かったし、守備の部分も軽いところがまだまだあるので、そういう部分は改善していかないといけない」と課題を口にしている。

 だが、「どのポジションであれ、僕の特長であるアシストやゴールにこだわっていかないといけない。何より試合に出続けることが大事なので、与えられたポジションでしっかり仕事をしていきたい」と前を向く。ルーキーは“新ポジション”で、結果にこだわりながら成長していこうとしている。

(取材・文 折戸岳彦)
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