クリス・プラットが明かす、『パッセンジャー』と名作サスペンスとの意外な関係

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今ハリウッドで最も旬な2人、ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットをダブル主演に迎え、極限状況に置かれた男女の愛と運命を壮大なスケールで描くスペース・スペクタクル・ロマン『パッセンジャー』(2017年3月24日日本公開)。極限状況に置かれた、男女の愛の物語の裏に、あの名作サスペンス『シャイニング』(80)の要素があったことを、主演のクリス・プラットが明かした。

スタンリー・キューブリックの『シャイニング』といえば、冬期休業中のホテル管理の為にやってきた家族を襲う悲劇を描いた、サスペンスの傑作で、豪華宇宙船アヴァロン号のトラブルに巻き込まれたジムとオーロラの≪愛と運命≫を描く『パッセンジャー』とは全くの対極といってもいいはず。しかし、実はこの宇宙船のトラブルに答えがあることを、クリスが語った。「モルテン監督は、実はスタンリー・キューブリックの熱烈なファンなんだ。アヴァロン号が壊れ始める時、ロボットが機能不全になったり、照明がついたり消えたり、何となく不吉な雰囲気になるよね。それは、キューブリックの『シャイニング』で、ホテル自体が一つのキャラクターになっている要素を取り入れたんだよ」。

このクリスの言葉を裏付けるかのように、モルテン監督は「ジムとオーロラは、極限状況に直面し、難しい選択を迫られる。僕は昔からそういう作品に魅力を感じてきたんだよ」と語り、『シャイニング』のようなサスペンス色の強い作品に惹かれてきたことを明かした。

『パッセンジャー』では本作の重要な場面として、“バー”のシーンが度々登場するが、『シャイニング』でも“バー”は重要役目を果たす。ジャック・ニコルソン演じるロイドは、誰もいるはずのない無人のバーに度々出入りし、ロイドという存在しないバーテンダーと語らう。この時点からロイドの精神状態は少しずつおかしくなり始めるのだが、本作のジムも、アンドロイドのバーテンダー アーサーとの会話に自身の孤独を紛らわそうとする。そしてやがてジムは…。と、クリスや監督の話を聞くと『シャイニング』らしさをついつい感じてしまう。そしてオーロラを演じたジェニファーは、「この作品は、映画館から出てくる観客が『あなたなら、あの状況でどうする?』とお互いに問いかけあうような作品なのよ。」と語り、本作が単なる恋愛映画ではないことを少しだけ匂わせている。

■『パッセンジャー』
2017年3月24日(金) 全国ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント