アイスホッケー男子 期待の大型新人・中屋敷侑史を日本代表に選出

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 日本アイスホッケー連盟は、4月23日から北アイルランドで開催される世界選手権ディビジョンI・グループBに参加する日本代表メンバーを発表した。

 日光アイスバックスに所属する元NHLプレイヤーのGK福藤豊、代表チーム最年長35歳の王子イーグルス・小原大介、今期アジアリーグにおいてポイントランキング7位に食い込んだ日本製紙クレインズ・上野拓紀や、同じくアシストランキング4位の東北フリーブレイズ・田中豪ら、2月に行われた札幌冬季アジア大会に出場したメンバーが大半を占める中、入団一年目の王子イーグルスFW・中屋敷侑史が選ばれている。

■世界、そして五輪へ導く存在となれるか

 低迷する日本男子代表に19歳のホープが選出された。昨年、釧路江南高校を卒業後、王子イーグルスに入団。U18・U20と世代別日本代表での経験もあり、今回、いよいよ世界選手権の舞台に立つ。魅力は何と言っても日本人離れした体格だ。193cm・90kg(王子イーグルスHPより)のサイズを誇り、外国人プレイヤーと比較しても決して見劣りすることは無い。

 日本男子アイスホッケーは、自国開催で出場した1998年の長野五輪を最後にオリンピックの舞台から遠ざかっている。昨年行われた平昌オリンピック最終予選も3戦全敗、5大会連続で出場を逃しており、2月のアジア大会においても初戦の中国戦に勝利したものの、韓国・カザフスタンには大敗を喫している。

  アジア大会史上初めて韓国に敗れ、カザフスタンとのゲームでは第一ピリオドで4点を奪われるなど、完膚なきまでに叩きのめされた。最終戦後、選手のゲームへ向かう姿勢やメンタル面の弱さを指摘する声もあり、2大会連続で五輪出場を決めている女子代表『スマイルジャパン』とは対照的に、浮上のきっかけを見出せない状態が続いている。

 中屋敷はアジアリーグ1年目となった今期のレギュラーシーズン、7ゴール4アシストの結果を残している。4月の世界選手権や、アジアリーグ、さらには海外クラブ等で今後多くの経験を積み、日本アイスホッケー界を背負う存在となってくれることを願ってやまない。

 重く、分厚い世界への扉をこじ開けるには若き力が不可欠なのだから。