財布に2000円以上入ってる人は要注意!その買い物、ホントに必要?

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 ファイナンシャルプランナー・いちのせかつみさんが考案した、どんなズボラでもできる節約術「クリアファイル家計簿」。

 クリアブック(クリアファイルが一冊のブック状になっているもの)のページに1〜31日の日付を書き、2000円ずつ入れておく。それを毎日取り出して、食費と日用品の買い物は2000円以内で収める。そして残った小銭はレシートとともにポケットに戻すだけ。

 記者も実際にやってみたら、コンビニやカフェなどの小さな浪費がなくなったのです。

◆「1日2000円じゃ足りない」という人ほど余計なものを買っている

 ポイントは、1日の食費と日用品の予算が、どんな家庭でも一律2000円ということ。でも、何かあったとき2000円しかないと困るのでは……。そもそも、なぜ「一律2000円」?

 そんな不安と疑問に、クリアファイル家計簿を考案したいちのせかつみさんが答えてくれました!

「1日2000円以内には収められない? 大丈夫。私は未婚、既婚、ダブルインカム、子あり子なし、それにいろんな年収層のご家庭の家計簿を見てきましたが、食費と日用品を、本当に必要な分だけ買うならほとんどが2000円で足りています。

 2000円で足りないという人は、レジ前にある三色団子につい手が伸びるタイプではないですか?」

 まさに、記者がそうでした……。

「例えば、一つ120円の焼き芋が5つで400円だったとき。お得だからと飛びつく前に、その日の財布の中身が2000円しかなければ、5つ400円の焼き芋を買うと1600円しかなくなります。

 友人と1000円のランチをしたら、残り600円。その日の食材は600円では足りないかもしれない。そうなると、本当に焼き芋を5つも買う必要があるのか。なくてもいいんじゃないか、という気持ちになるでしょう」

 確かに、1日2000円しか持ち歩いていなければ、なんとかその範囲で収まるよう考えて使うようになる。そして必然的に「本当に必要なもの」しか買わなくなる習慣が身につきます。これは記者もやってみて納得しました。

◆いかに不要なものを買っていたか気づく

 万一のことが心配なら、新札の1万円札を封筒に入れてピタッと糊付けし、カバンの奥底に入れておけばいいそうです。確かにそうすれば、よほど切迫したときでなければ、使うのを躊躇しますね。

「お金が貯まるか貯まらないかは、外に出るお金をいかに抑えるかで決まります。おかずはひとつ減るかもしれないけど、ひとつ減ったからといってたいしたことにならないかもしれません。1日の食費・日用品の予算が2000円なんて無理! なんて決めつけず、まずはやってみてから考えてほしい。いかに『不要』なものばかり買っていたかが見えてくるはず」(いちのせ氏)

 そもそも、1日2000円と決めたら、1日の予算を考えなくてもいい。それが非常に楽だと記者は感じました。

 ちなみに、レシートを集めて計算するのが苦手な人は、月末に残った小銭を銀行で千円札に両替してもらえば、「6万円(2000円×30日)−残ったお金」で、その月にいくら使ったかが分かるそうです。

 最後まで、一文字も書かなくていい「クリアファイル家計簿」。家計簿なんて続かないって思っていたズボラな記者でも今のところは順調です!

<TEXT/港乃ヨーコ>

【いちのせかつみ】
ファイナンシャルプランナー、生活経済ジャーナリスト。市野瀬トータルコンサルタント代表。家計からみた人生設計の考え方に関しては第一人者で、大阪では数少ない新進気鋭のジャーナリスト。テレビやラジオ、講演などで活躍中。著者は「クリアファイル家計簿」や「株式ファンダメンタル分析」など多数