『サッカー本大賞2017』は能町みね子さん、宇都宮徹壱氏の作品が初のダブル受賞

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▽3月31日、神田明神会館にて「サッカー本大賞2017」の授賞式が行われた。

▽4回目を迎える「サッカー本大賞」では11作品が優秀賞を受賞。選考委員の協議によって「大賞」に選ばれた作品は、史上初の2作品が同時受賞となり、「『能町みね子のときめきサッカーうどんサポーター』、略して 能サポ」(能町みね子著、講談社刊)、『サッカーおくのほそ道 Jリーグを目指すクラブ 目指さないクラブ』(宇都宮徹壱著、カンゼン刊)が受賞した。

▽また、「翻訳サッカー本大賞」、「読者賞」も発表され、『夢と失望のスリー・ライオンズ イングランド救済探求の時間旅行』(ヘンリー・ウィンター著、山中忍訳、ソル・メディア刊)が「翻訳サッカー本大賞」を、『自分を開く技術』(伊藤壇著、本の雑誌社刊)がフットボールチャンネル上での読者投票によって選ばれた「読者賞」を受賞した。

(C)CWS Brains,LTD.
▽大賞を受賞した能町さんは「私は本当にサッカーに関しては部外者というか全く知らず、あるムックの中でちょっとしたコラムを書きませんか?ということで、成り行きのまま書いていったら、カマタマーレというチームのサポーターのような形になっていくというものです。計画性なく書いたものがまさか単行本になったという作品です」と本について語った。

▽また、「サッカー本大賞どころか、本になることすら怪しかったぐらいの作品です」と明かした。「大賞というのはちょっと信じられません。スポーツ観戦に関しては大相撲以外全く知らないものですから、まさか相撲を差し置いてサッカーでこのような賞を受賞するとは思いませんでした」と心境を語った。

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▽同時に大賞を受賞した宇都宮氏は「名誉ある賞をいただき感動しています」と語り、「日本サッカーの多様性が評価されたことが感慨です」と日頃あまり陽の当たらないJFL以下の“アンダーカテゴリー”のクラブを題材にした本が受賞したことを喜んだ。

◆サッカー本大賞2017

【最優秀作品賞】

「『能町みね子のときめきサッカーうどんサポーター』、略して 能サポ」

能町みね子著/講談社刊

『サッカーおくのほそ道 Jリーグを目指すクラブ 目指さないクラブ』

宇都宮徹壱著/カンゼン刊

【翻訳サッカー本大賞】

『夢と失望のスリー・ライオンズ イングランド救済探求の時間旅行』

ヘンリー・ウィンター著/山中忍訳/ソル・メディア刊

【優秀作品賞】

「自分を開く技術」

伊藤壇著/本の雑誌社刊

「サッカー通訳戦記 戦いの舞台裏で“代弁者”が伝えてきた言葉と魂」

加部究著/カンゼン刊

「KFC蹴球文化論(壱)革命蜂起編/(弐)革命奮起編」

錦糸町フットボール義勇軍著/impression刊

「ことの次第◆

倉敷保雄著/ソル・メディア刊

「サッカーと愛国」

清義明著/イースト・プレス刊

「残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日」

飯尾篤史著/講談社刊

「君はひとりじゃない スティーブン・ジェラード自伝」

スティーブン・ジェラード著/小林玲子訳/東方出版刊

「アーセン・ヴェンゲル アーセナルの真実」

ジョン・クロス著/岩崎晋也訳/東洋館出版社刊