自動車産業ポータルMARKLINESによれば、2017年1ー2月の中国自動車市場における日系車の乗用車販売台数は前年同期比26.84%増となる58万2300台に達した。日系車の販売は16年に続いて、今年もかなり好調であることがわかる。(イメージ写真提供:123RF)

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 自動車産業ポータルMARKLINESによれば、2017年1-2月の中国自動車市場における日系車の乗用車販売台数は前年同期比26.84%増となる58万2300台に達した。日系車の販売は16年に続いて、今年もかなり好調であることがわかる。

 これに対して中国車は前年同期比6.13%増、ドイツ系車が同8.41%増、そして米国系が同3.32%減、韓国系は同7.11%減という成績であり、日系車が抜きんでて好調であることが分かる。中国メディアの今日頭条が30日付で掲載した記事は、中国の自動車市場には反日感情というマイナス要因があるにも関わらず、日系車の売れ行きが良い理由について考察している。

 記事は、日系車の販売が好調であることに対して「日系車は罵られれば罵られるほど、売れるというのか」と疑問を提起しつつ、この理由を説明するために「購車観」という語彙を用いて、反日感情の存在する中国で日系車の売れ行きが良いのは日本人と中国人の「購車観」が似ているためだと説明した。

 この購車観とはつまり「車の好み」のことを指すが、自動車の仕様やデザインの出発点は消費者の好みであると指摘し、日本人と中国人の購車観が似ているということは日系車の仕様やデザインは自ずと中国人の好みに近いものになると論じた。

 例えば日本人と中国人の購車観の共通点には、まず「経済性を重視する」という点があり、それゆえに排気量の小さな日系車が中国でもよく売れると指摘した。また日系車は車体そのものは大きくないが、車内空間は大きいゆえに、やはり「大きい」という点を愛する中国人にとってこの点も日系車に魅力を感じる一因となっているという見方を示した。

 最近、中国の地方都市においてもホンダのアコードやシビックなどの日系車をよく見かけるようになったが、路上で走る他の海外メーカーや中国車に比べると、ホンダなどの日系車からは洗練された新しさや美しさを感じ、他のメーカーと一線を画するデザインとなっているように見受けられる。MARKLINESの統計資料も2月のホンダの新車販売台数は前年同期比+41.4%だったと伝えており、反日感情が存在する中国においてもホンダをはじめとする日系車は中国人消費者の心をしっかりと捉えていることがわかる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)