1979年中国とベトナムの間で起きた中越戦争に参加した中国の元軍人らは3月25〜26日、ベトナムと国境を隣接する広西省チワン族自治区の憑祥市に集まり、戦争で亡くなった戦友を偲び墓参りを行った。中国各地の地方政府が、元軍人らが再び上京し大規模なデモを行うのを警戒している。

 米国メディア「自由アジア放送」(RFA)(29日付)によると、中越戦争38周年である今年には、中国各地から約8000人の元軍人らが毎年恒例のこの墓参りに参加した。一部の元軍人らは戦友の墓石の前で、泣きながら現在困窮した状況や当局に社会不安要因として取り締まられているのを嘆いたという。

 各地方政府は、元軍人らが墓参りの後、昨年10月のような大規模デモを実施するのではと警戒を強めている。RFAが入手した福建省泉州市政府が24日出した内部通達によると、地元出身の元軍人らが広西省での墓参りの後に上京し抗議活動に参加させないように、公安部門は元軍人らへの監督と監視を強化しなけらばならないという。

 また河南省許昌市の魏都区政府が同日の通達では、同区出身の退役軍人が広西省での集会に行かせないように、監視を強めると同時に関係者の動きを毎日関連部門に報告するようと記した。

 一方、墓参りに参加した元軍人は北京での大規模な抗議活動の予定はないとした。

(翻訳編集・張哲)