彼氏もいないのに結婚式を予約…ウェディング業界の信じられない話【実録レポ】

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 女性がもっとも光輝く瞬間……その1つは結婚式でしょう。そして、その人生の晴れ舞台に欠かせない存在が、ウェディングプランナーです。

 ウェディングプランナーは、いわば結婚式のプロデューサー。カップルのために理想の結婚式を提案することが仕事なのですが、当日まで花嫁と一心同体で動くため、何かと気苦労が多いとか。

 というわけで今回は、ウェディングプランナー歴10年のベテランである吉住(仮名)さんに「正直カンベンして欲しい!」と思わず頭を抱えてしまった、困ったお客さんの特徴について聞かせてもらいました!

◆1.一人で申し込みをしてくる

 新郎の仕事の都合や離れて暮らしているという物理的な問題から、本番まで新婦にしか会うことがない結婚式も少なくはないとか。なので、一人で申し込みに来るお客さん全てを苦手としているわけではないようですが……。

「実は笑えないレベルでここ数年増えてきているのが、相手がいないのに結婚式の申し込みをしに来る女性。こういう人は、新郎の名前や連絡先をデタラメに記入して、式の直前になってキャンセルするというパターンが定番ですね。

 本人はあくまでも『婚約破棄した』と主張するのですが、どう考えても違うということは、こちらも事前の打ち合わせの段階で気づいちゃうものなんですよ。

 でも、強行突破で新郎なしの結婚式を挙げられる方もいましたよ。招待客もまさか新郎がいないなんて思ってもなくて、会場でポカ〜ンとしてましたね」

 キャンセル料金についてはきちんと払ってもらえることが多いため、金銭的な実害はそこまでないそうですが、有りもしない結婚式のためにほかのカップルが希望日に挙式をあげてあげられなくなるのは辛いところ。一人花嫁は、やはり迷惑なお客さんとして認識されているようです。

◆2.新郎に色目を使った!とクレームを入れてくる

 打ち合わせで何度も顔を合わせていれば、新婦だけでなく新郎と会話することだった多々あるはず。しかし、新婦が嫉妬深い女性だった場合、そんな些細なコミュニケーションが大事件になってしまうこともあるのだとか……。

「特にマリッジブルーになっている新婦に多いですね。『色目使った!』『誘惑した!』と言われてその場で大モメになったり、式場に電話をしてきて『担当を変えてくれないと、キャンセルします』なんて言ってくる新婦もいました。

 別のプランナーから聞いたのですが、新婦のプランナーへのクレームがきっかけになって、そのカップルが破談になったことがあったそうです。その後、新婦から『おまえのせいだ! 慰謝料払え!』と式場に押しかけられてしまい、プランナーを続けられなくなったなんて話もありました」

 げに恐ろしきは女の嫉妬心。しかし対応がビジネスライクすぎても、「心がこもってない」とクレームになるそうで、サジ加減が難しいとか。

◆3.新郎の母が出しゃばってくる

 いわゆる嫁姑問題が結婚式の前段階で勃発しているパターン。結婚式の打ち合わせに常に同席して、自分のやりたいことばかりを押し通そうとする新郎の母は意外と多いそう。

「もう新婦の顔がず〜っと曇ってるんですよね。新郎はオロオロしているか、さすが僕の母みたいな感じで誇らしげに座っているかです。

 ウェディングプランナーの仕事は、あくまでも新郎新婦のサポートなので、なるべくならご遠慮いただきたいのですが、母親となるとそう邪険に扱うわけにもいかなくて……。『こんな式場で挙式なんてしなくていいわ!』なんてキャンセルをちらつかせてきますからね。

 以前、あまりの新郎母の干渉に呆れて、新婦が『お姑さんの好きにしてください』とサジを投げちゃった式があったんです。そしたら、なんと当日は新郎の母もウェディングドレスを着用することに決定。意気揚々と新郎と腕を組んでバージンロードを歩いていましたよ。

 新婦も好きにすればと豪語した手前、もう何も言えなかったようです……」

 放置すれば暴走するし、諫(いさ)めればスネてキャンセルを口にする……。出しゃばりな新郎の母は、プランナーにとっても厄介な存在のようです。

 一生に一度のことだからこそ、大事にしたい結婚式。忘れられない最高の思い出にするためにも、ウエディングプランナーとの関係性は本番を終えるまで良好を保ちたいものですね。

―シリーズこんな客は嫌われる【2】―

<TEXT/もちづき千代子>