ロシアW杯、ブラジルが世界最速で予選突破!王国復活へ

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 2018年のサッカーW杯・ロシア大会南米予選で、29日、首位のブラジルがホームでパラグアイを3-0で破り、21大会連続21度目の出場を決めた。ウルグアイ、アルゼンチンが共に敗れたため、4試合を残してブラジルの4位以上が確定したためだ。前任のドゥンガ監督が成績不振により予選途中で解任されたが、チッタ監督就任後は8連勝を記録するなど持ち直し、王国らしさを発揮した。

■2014年、自国開催での屈辱

 カナリア軍団が世界最速でロシア2018の出場を決めた。

 2002年日韓大会を最後に、3大会優勝から遠ざかっているサッカー王国・ブラジル。2006年ドイツ大会ではジダン擁するフランスにベスト8で敗退、その4年後の南アフリカ大会では準々決勝でオランダに屈した。

 そして今なお記憶に新しい、3年前の自国開催2014年ブラジル大会では、スタジアムやテレビで国民が見守り、期待を集める中、ドイツとの準決勝で1-7の信じられないスコアで敗れた。大会覇者となるドイツの攻撃の前にあれよあれよという間に失点を重ねていった悲劇的な展開は『ミネイロンの惨劇』として、今なおブラジル国民、そして世界中のサッカーファンの脳裏に刻み込まれている。この大会では、その後に行われたオランダとの3位決定戦でも0-3で敗れ、王国の威信は粉々に打ち砕かれた。

■王国復活となるか

 ブラジル大会準々決勝でのコロンビア戦において、本来ならばブラジルのエースとしてチームを頂点へと導く活躍をみせるはずだった若きネイマールが、相手DFとの接触で脊椎骨折の負傷を負い離脱したことがブラジル敗退に影響を及ぼしたと言っても過言ではない。

 そのネイマールは、オーバーエイジ枠で出場した昨年のリオデジャネイロ五輪で、同国初の金メダルへと導き、今予選でもここまで6得点を挙げる活躍だ。チッタ監督就任後8連勝の殆どで複数得点を記録するなどセレソン史上稀にみる得点力を誇るチームにあっても、中心となっている。

 自国開催の大会で苦杯を舐めた王者ブラジルは、今度こそ英雄となれるか注目されるネイマールと共に、来年の夏、国民の期待を胸に王国の威信を懸け、ロシアの地で覇権奪還に挑む。