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『TIME』や『New York Times』といった英字新聞は大学などでも教材としてよく利用されていますが、実際に読んでみると理解するのがなかなか大変...。

海外の権威ある英字新聞は用いられる語彙のレベルが高めで、記事が書かれた時事的・文化的背景(コンテクスト)を読者が共有していることを前提としている場合がほとんどです。そのため、日本在住の英語初心者が日常的に触れる教材としては難度が高めだと言えます。

とはいえ、英語ネイティブが書いたニュース記事が語彙力のアップや英語ネイティブならではの表現を習得する格好の素材であることもまた確かです。そこで英語初心者を脱出したい人におすすめしたいのが「日本国内のニュースを扱う英語ニュースサイト」です。

具体的におすすめなサイトの1つとして「JAPAN TODAY」という英語ニュースサイトがあります。このサイトは日本在住の外国人記者や日英バイリンガルの記者が日々取材した「日本のニュース」を専門とする英語サイトで、主に海外在住の人や日本在住の外国人向けに英語のニュース記事を公開しています。この「日本のニュースを発信している」というのがポイントです。

「ブラック企業」を英語で説明できるようになる


170329_japan_today_toppage.jpgJapan Todayのトップページには安倍晋三首相や読売ジャイアンツの高木京介投手の姿が。このようにある程度予備知識のある日本の時事なら、知らない単語があっても言わんとするところがうっすらとわかるため、和訳という補助輪を外して生の英語に慣れたい人には特におすすめ。また、記事には意識的に中学〜高校レベルの単語が用いられており、基礎的な語彙を"自分の頭に馴染ませる"のにも役立ちます。


Japan Todayのようなサイトの記事は特に「自分が英語で発信するときに使える表現や語彙」を学ぶのに最適です。

たとえば、「ブラック企業」はJAPAN TODAYの記事で次のように説明されています。

この例では「搾取=exploitation」「low pay=低賃金」といった、ブラック企業に関連した言葉と対応する英語表現も登場しており、日本人が日々触れる話題を題材にして芋づる式に語彙を増やすことができることがわかるでしょう。

"Burakku kigyo" (black companies) have lately embedded themselves in the Japanese economy, symptoms of hard times.
昨今、「ブラック企業」(英語で言うならblack companies)は日本経済の一部となっており、厳しい時代を象徴する症状となっています。

Their "blackness" lies in three characteristic forms of employee exploitation: long hours, low pay and the "power harassment" of underlings by those above them.
ブラック企業の「ブラックさ」は、以下の3つの従業員搾取という形で現れます。すなわち、長時間労働、低賃金、上司による部下へのパワハラです。


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パソナグループ創業者の南部靖之氏へのインタビュー記事。


また、日本人ビジネスパーソンの英文インタビュー記事などで顕著ですが、「使えない和製英語」を学ぶことができるのもポイントです。

以下にパソナグループ創業者の南部靖之氏へのインタビューの一部を引用し、どういうことなのか説明しましょう。

Since 2003, we have been providing initiatives and training within the agricultural internship program for "freeters," "NEETS," as well as middle-aged and elderly workers, especially in the agricultural industry.
2003年以来、私たちはイニシアチブをとり、特に農業で、中高年労働者同様にフリーターやニートにもインターンシッププログラムを提供し、トレーニングを行っています。

太字にしたfreetersとNEETはダブルクォーテーション("")で括られていますね。ダブルクォーテーションで括られている表現は外国人記者が一般的な英語話者には通じないと判断した、和製英語の場合があります。現代日本のビジネスシーンや社会問題を語るうえでは和製英語の使用は避けられないため、こうしたビジネスパーソンへのインタビュー記事では、例として挙げたニートやフリーター、また最初に挙げた引用文中にも「パワハラ」があったように、多くの和製英語が登場します。

実際に英語で会話をしようとすると意外と和製英語が口をついて出てしまうものなので、和製英語への意識を強められる教材は思った以上に実用的ですよ。加えて、日本人ビジネスパーソンの英語インタビュー記事は時事ネタや業界ネタが豊富なため、ビジネス英語の語彙力アップにもかなり有効です。

このように日本人目線で知っておくと便利な表現や単語、逆に日本人がつまづきがちなところを実践的に学んでいけるのが、JAPAN TODAYのような英語ニュースサイトのいいところです。もちろん、外国人記者ならではの発想や着眼点もモチベーションや関心を高めてくれます。教科書的な学習からより実践的な学習ステップに踏み出したいという人は、こうしたサイトを巡回先に加えてみてはいかがでしょうか?


JAPAN TODAY

(神山拓生)
Photo by PIXTA.