【仙台vs川崎プレビュー】通算対戦成績では川崎が圧倒…仙台は難敵相手にリーグ戦連勝を狙う

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■ベガルタ仙台 リーグ戦中断期間に富士大学と練習試合を行い大勝、クリスランがハットトリック

 仙台は4月のJ1リーグ戦で、強敵が相手となる日程が続く。川崎、浦和、鹿島、広島と、昨シーズンに上位となったチームと戦うが、まずはホームで迎えるこの川崎戦で勝ち、弾みをつけたい。昨シーズンはリーグ戦で2回、カップ戦で1回川崎と戦ったが、1分2敗。今シーズンこそ、勝って成長を示さなければならない。

 川崎は攻撃力に定評があるが、今季は守備でもプレッシングが激しく、厄介な存在だ。仙台としては打ち合いにも守り合いにも対応できるようにしたいところだが、打ち合いになった場合、たとえ先制されても慌てないことが大切だ。昨シーズンにリーグ戦で一度しか逆転勝ちがなく、今季も先制された試合はリーグ戦でもカップ戦でもまだ勝てていない。先制点は取られないのがベストだが、取られたとしても立て続けの失点は避け、焦れずに逆転を狙わなければならない。

 しかし、焦れない戦いをする上では、ここまで勝利を収めた試合の経験が役に立ちそうだ。リーグ戦で勝った3試合は、すべて1−0で勝利。粘り強い戦い方が結果に結びついている。そしてこのリーグ戦がない中断期間に、富士大学と練習試合を行って14−0と大量得点。攻撃のイメージを思い出した。多くの選手がゴールを決め、攻撃の選択肢の多さをうかがわせた。また、この試合ではクリスランがハットトリックを達成。けがで出遅れていたストライカーが調子を上げてきたことで、仙台は勝利に近づいている。(totoONE編集部)

■川崎フロンターレ けが人続出で厳しい台所事情、東京Vとの練習試合で試した3バックを採用か

 2週間のインターバルがあったものの、前節から田坂祐介、阿部浩之も離脱するなどチーム事情は苦しいままである。特にエウシーニョ、武岡優斗、そして田坂の不在による右サイドバックの人材不足もあり、東京Vとの練習試合で試した3バックを採用して臨む見込みだ。

 このような台所事情で臨む仙台戦だが、鬼木達監督は「そこまで気にしていない。少ない人数でやっている中でよくなっている選手もいるので、そういう力を信じたい」と、あくまで前向きだ。実際、この試合にチャンスが巡ってきそうな若手も多く、試合前々日の紅白戦では長谷川竜也が先発組でプレー。キレのある動きを見せて好調をアピールした。負傷で練習を切り上げるアクシデントもあったが、「大丈夫です。やれます」と本人。出場に問題はなさそうだ。長谷川の出場が難しい場合は、新人FWの知念慶がデビューする可能性が高く、こちらも楽しみである。

 前線に若い選手が加わりそうなだけに、やはり攻撃面には注目したい。5バックでの強固なブロックを形成する相手の守備組織をいかに攻略していくか。「じれずにどれだけやれるか。柏戦を見たが、本当に『しぶとい』という言葉がぴったりなチーム。ただ穴はある。そこを自分たちが効果的に突けるかどうか」と中村憲剛。最後の局面で泥臭く身体を張る相手なだけに、フィニッシュでの冷静さも必要になる。リーグ初先発となるハイネルともに攻撃陣の奮起には期待したい。

 昨年、「連敗しなかった」という要素は、クラブ史上最高となる勝ち点72につながった。リスタートの一戦を白星で飾りたい。(いしかわごう)