現代の魔法グッズ「瞬間接着剤」は軍手で使うとヤケドする? 間違った使い方と危険なワケとは

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現代の文具・工作で、大きく世界を変えたのが、「瞬間接着剤」の登場だ。
瞬間接着剤は、つけたらすぐにくっつく。
壊れたものが、すぐに直せる。

とても便利なグッズで、今や、瞬間接着剤の無い、糊で貼る時代には、到底、戻ることはできないと、思うほど便利なグッズだ。

特に、以前は割と高価だった瞬間接着剤だが、今や、100円ショップで安価に入手することも可能となっており、いざという時のために常備しているという人も多いだろう。

ところでこの瞬間接着剤、使い方を誤るとやけどをする危険性があることを知っているだろうか?

●軍手で手をまもったのに、「やけど」する?
瞬間接着剤が手に付くと、これを取るのは結構、大変だ。
誰もが、そんな事態はさけたい。

そこで、使用する際に、軍手などで、手を守っている人もいるのでは?

実は、これはNG、というか危険なのだ。

瞬間接着剤は、布に接着剤が付いた瞬間に発熱する。
このため、やけどを負う危険性があるのだ。

なんと発熱量が大きい場合、100度近くまで上がるとか。
これはもう大やけどといってもいいケースだ。

●発熱は化学反応で起こる
ところで、なんで軍手に瞬間接着剤が付くと、発熱するのだろう。

瞬間接着剤は、水分と反応して化学反応を起こして硬化する。

布に付着した場合は、毛細管現象により急速に瞬間接着剤が広がり、表面積が広くなる。
こうなると、化学反応が急激に促進されるため、硬化の際の発熱量が上昇して高熱を発するということになるのだ。

場合によっては発煙することもあるという。
しかもそれが短時間、あっという間に起こるから、注意が必要なのだ。

もちろん素材によっても反応する速度は違ってくる。
綿やポリエステル系、アセテート系の布は、特に要注意とのこと。

軍手などは、まさにこれに当てはまるわけだ。
こぼしてしまって衣服に付着した場合も、同じように危険なので、取り扱う際には気を付けて欲しい。

素手で使用するのが嫌な場合は、接着剤がしみこまないポリエチレン製の手袋を使うか、しみこまないゼリー状の接着剤を使うようにするといいだろう。

なお、衣服に付着して発熱してしまった場合、無理にはがすと皮膚がはがれてしまって大変危険だ。衣服は脱がずに、まずは大量の水や氷で冷やしてから病院で診てもらうようにしよう。

このほか、やってしまいがちな間違いは、
瞬間接着剤がこぼれた際に、ティッシュでふくことだ。

ティッシュも瞬間接着剤を吸い取りやすく、発熱の危険性があるのだ。

また、伝染したストッキングの補修に使おうとする人もいるらしいが、こちらも発熱の可能性が高いため、やめた方がいいそうだ。

こうした瞬間接着剤を利用する際の「やけど」の危険性については、きちんと製品の注意書きには記載されている。

とはいえ、多くの人は、注意書きをしっかり読むことは少なく、つい確認を怠りがちだ。

便利な瞬間接着剤、使用する際にはきちんと確認するように心がけたい。