27日、米国老年医学会によると、韓国人の「配偶者を失った悲しみ」は米国や英国に比べて大きいことが分かった。資料写真。

写真拡大

2017年3月27日、米国老年医学会によると、韓国人の「配偶者を失った悲しみ」は米国や英国に比べて大きいことが分かった。韓国・世界日報が伝えた。

老年医学会はこのほど発行した専門誌の中で、米ミシガン大学・人口研究センターの研究チームが2002〜13年にかけて米国、英国、欧州、中国、韓国の55歳以上の高齢者2万6835人を対象に、配偶者との死別前後の憂鬱(ゆううつ)の程度を分析した結果を発表した。それによると、韓国人の憂鬱指数は死別前の3.49点から死別後5.07点に大きく上がり、米国(死別前1.25点、後1.86点)、英国(死別前1.57点、後2.11点)に比べ極めて高い。反対に、中国は死別前(4.24点)に比べ死別後(3.75点)の点数が下がっていた。

配偶者死別による憂鬱感はすべての国で女性より男性の方が長く続き、韓国の女性の場合、死別後1年以内に身体的・精神的うつが最高レベルに達した後は次第に安定していったが、男性は2年が過ぎても治まらなかった。

その理由として、サムスンソウル病院・精神健康医学のホン・ジンピョ教授は「死別初期に多く泣いて悲しめばより早く憂鬱感から脱することができるが、韓国の高齢者世代は感情を抑えて耐え忍び内面にためておく傾向がある」と保守的な文化を指摘した。一方、今回の研究で点数の増加幅が最も低かった英国では、高齢者の寂しさを個人の問題ではなく公衆の保健問題として扱っており、独り暮らしの高齢者に電話をかける、男性の高齢者に木工芸を教えるなど、さまざまな非営利団体が全国的に活動している。ホン教授はこれについても言及し、「韓国も海外のように高齢者の寂しさ克服をサポートするプログラムの導入が急がれる」と話した。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「欧米は再婚率が高いけど、韓国は社会的な認識から再婚が難しいからだと思う」「韓国は若い時は余裕がなく、晩年になってようやく余裕が生じるが、その時に配偶者はこの世にいない」「良く言えば『情』に厚いからで、冷静にみたら独立的・主体的になれず依存傾向が強いから」「生前にどう過ごしていたかによって違うんじゃない?」と理由を推測するコメントが多数寄せられている。

また、「おれも女房が死んだら後を追うつもりだ。いくら憎くても心から心配して大事にする夫婦が最高」「2年前に妻を亡くした。とても会いたくて毎日が地獄のようだ」と研究結果に共感するコメントや、「今家族がいる人はそれが最高の幸せだということを忘れないで」「持ってないものに憧れるより、家族そろってチキンを分け合って食べる幸せから探していこう」「両親が生きてる時に親孝行をしっかりして、配偶者がいる時に情を尽くそう」と諭すコメントもみられた。(翻訳・編集/松村)