子どもの学費、払えない!? お金の不安を消すため私がやったこと【シングルマザー、家を買う/63章】

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<シングルマザー、家を買う/63章>

 バツイチ、2人の子持ち、仕事はフリーランス……。そんな崖っぷちのシングルマザーが、すべてのシングルマザー&予備軍の役に立つ話や、役に立たない話を綴ります。

◆うちの子、中学受験するの!?

 この3月で、息子は6年間まるまるお世話になった保育園を卒園し、小学校に入学する。そして、娘は4年生となり、どんどん大人への階段をのぼっていく。そこで聞かれるようになったのが、「娘さん、受験するの?」という声。

 公立中学に行くことしか考えていなかったので、最初は何に受験するのかさえ分かっていなかったが、たしかに、受験をするなら4年生で塾に通っていないと難しいのはわかる。でも待て。塾って、とてつもなくお金かかるよね? さらに、私立中学に行ったら、その後も私立高校に行って、そのまま私立大学とか行ったら……普通に払えない!

 一応、離婚したときに娘と息子の学費を考え、大学生になる年に満期となり下りるタイプの保険にはそれぞれ加入している。これで安心していたが、まだまだお金は底なしにかかる。中学は公立に行ったとしても、都立高校に落ちたら私立は免れない。

 かくいう私も、都立を受けろと叫ぶ両親に土下座をして、「セーラー服を着て都心の女子高に行きたい」という浅はかな理由で私立高校に行かせてもらった。今思うと両親はよく許してくれたと思う。感謝しかない。

 果たして、娘に同じことをされて、私は許容できるだけの財力があるだろうか。怖い。親子で「モアナとSING、もう一回くらいみたいね〜」などとのんきに言っている場合ではない。これは真剣にお金を貯めなくてはならない!

 娘と息子が寝静まったあと、通帳と加入した保険の詳細が書かれたパンフレットをにらめっこし、娘が私立高校に行くと考えシミュレーションした。そして、私はこれまでの貯金のほとんどすべてをこの保険につぎ込むことにした。元本保証であるのはもちろん、娘が高校入学時に少しプラスされて戻ってくる。これで、なんとか娘がワガママを言っても通わすことができる。

 息子は18歳まで養護学校のため、大きな金額は必要にならない。これは本当に助かる。私は安心してその日は眠りについた……と言いたいところだが、ふと布団をかけたところで気になることがひとつ。

 あれ、私の老後、どうすんの。

 娘の私立高校のために全部保険にぶち込んだ貯金は、我が家の全額の貯金に等しい。

 私はフリーランスの仕事のため、退職金もなければ年金も雀の涙。年齢も36となり、年金まで折り返しをとっくに過ぎている。いまのようにバンドやイケメン俳優の取材を、70歳のおばあちゃんになった私に振ってくれるとは思えない。仕事の内容もどんどん変わっていくだろうしな……。え、私、本当に大丈夫なの……!?

◆「個人型確定拠出年金」を始めてみたが…

 そんなとき、ふと仲良しの編集さんが、自分でかけられる年金を始めたという話を思い出したのだ。翌日、その編集さんに電話をかけると、それがどうやら「個人型確定拠出年金」だったことが判明。……あ〜、何か聞いたことあるわ〜。

 簡単に言えば、自分で金額と金融商品を決めて毎月かけると60歳まで勝手に下ろすことができず、その間、お金をプロが運用してくれるので60歳までの間で増える可能性もあるということ(投資だから、もちろん減る可能性もある)。

 株や運用という言葉に疎すぎるほど疎い私はこの時点で戸惑ったが、なにより、かけたお金は非課税ということに驚いた。だって、毎月2万かけて、年間24万が課税所得にカウントされない(控除される)となると、所得税・住民税もだいぶ安くなる。保育園に行っていた時期なら、保育料さえも安くなるのだ。それなのに、貯金はされていく。