生命と税金を救う!2匹の保護犬が警察犬になった取り組みに称賛の声

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3月13日、米ノースカロライナ州クレイ郡にある保安局に、2匹の警察犬サラとファントムが仲間入りした。1歳半から2歳の間とみられる彼らは、その人生の大半である1年間を保護施設で過ごしてきた。

▼サラと相棒のハーパー保安官補

Clay County NC Sheriff’s Office/Facebook

▼ファントム

Clay County NC Sheriff’s Office/Facebook

3月15日、クレイ郡保安局は、彼らが警察犬になったいきさつをFacebook上で紹介。保護犬たちも保安局も、そして地域の住民も幸せになる取り組みに称賛の声が上がっている。

敬遠されがちな犬種だったサラとファントム

サラはピットブル、ファントムは、ピットブルとボストンテリアのミックス。力が強くて攻撃的な性格というイメージがある犬種だ。

共に救助され、警察犬の訓練を受けたピットブルの中には安楽死の前日に救助されたというワンコもいるという。

保護施設で敬遠されがちなピットブルは、新しい家族を長期間待ち続けたり、安楽死されたりすることの多い犬種でもある。

ピットブルのイメージを変えたい

ニューヨーク州のアニマル・ファーム基金とテキサス州のユニバーサルK9は、そんなピットブルたちを保護し、警察犬としての第2の人生を与えている団体だ。

ピットブルの持つ「狂暴」「攻撃的」といったイメージを拭い去ることも活動目的のひとつであり、ヘロインやマリファナ、MDMAなどの麻薬を捜索する犬としてのみ活動し、そのほかの犯罪捜査は行わないという。

「愛情豊かで思いやりのある気質を国や世界に示したい」と、両団体の担当者は語っている。

生命と税金を守る仕組み

この取り組みが注目を集めているのは、生命だけではなく税金も守る仕組みだということ。

警察犬として活躍しているジャーマンシェパードなどの犬種を、麻薬を捜査する警察犬に訓練しようとすると、1万5,000ドルから2万ドル(およそ167万円から222万円)ほどかかるという。

ただし今回、サラとファントムを警察犬として迎え入れるのにかかった費用は、テキサス州までのガソリン代と、彼らのパートナーとなる保安官たちに訓練を受けさせるための賃金のみだったという。

クレイ郡の保安局はFacebookの投稿の中で、「サラとファントムはまだ若いから、地域や住民のために長い間貢献してくれるだろう」とコメントしている。

称賛の声続々

この投稿は公開から10日間ほどで、500人がリアクションし、300件近くがシェア。

投稿や写真に寄せられたコメントは140件を超えている。コメントのほとんどは「ピットブルのイメージを変えてくれてありがとう」「保護施設はピットブルであふれているものね」などの団体に対する称賛の声や、「サラとファントムに第2の人生を与えてくれてありがとう」「クレイ郡を誇りに思うよ」「ピットブルたちは仕事と相方を喜ばすのが大好きなんだ。クレイ郡は進んでるよね」などの保安局を称賛する声だ。