演奏する千葉県柏市立柏高等学校・吹奏楽部と、熱唱する屋比久知奈

 歌手で女優の屋比久知奈(22)が30日、千葉・柏でおこなわれた、映画『モアナと伝説の海』公開記念演奏会に登場。日本語吹き替え版で主人公・モアナ役を担当している屋比久は劇中でも歌っている主題歌「どこまでも〜 How Far I’ll Go〜」を、千葉県柏市立柏高等学校・吹奏楽部の演奏に合せて生披露した。

 映画公開後、屋比久の注目度は一気に上昇し、彼女が歌う主題歌のYouTube動画再生回数は早くも230万回を超え、更にiTunesサントラランキングでは上位を独占、大きな話題を呼んでいる。

 千葉県柏市立柏高等学校は、全日本吹奏楽コンクールの常連校で、年間50回を超える演奏活動にも積極的に取り組み、昨年度の全日本吹奏楽コンクール全国大会では金賞に輝いている名門校。この日は総勢270人からなる“イチカシ”吹奏楽部から170人のメンバーと、屋比久の当日限りのスペシャル演奏会がおこなわれた。

 屋比久は学生たちを前に、自分がモアナと同じ16歳だった頃、当時は現在とは別の夢を目指し英語を勉強、留学を決意していたことを明かしながら、17歳で留学しモアナ同様に新たな世界に胸躍らせワクワクしたことともに「あの時の決断というのは今でも生きている決断だと思うし、今新しい夢に向かって、これまでの努力や決断は本当に無駄じゃなかったと、今も感じています」と回想した。

千葉県柏市立柏高等学校・吹奏楽部と共演した屋比久知奈

 そして「新しい世界に飛び出すのはすごく楽しいと思うし、これから自分の夢に向かって今、スタート地点にようやく立てたと思うので、この作品をきっかけにいろんなことに挑戦して、どんどん成長できたらいいなと思います」と新たな道の始まりに向けた意気込みを語った。

 共演を果たした市立柏高等学校の学生たちは、その音色で屋比久の歌をバックアップするとともに、演奏中には波の動きなど、映画さながらの風景を演出し観衆を魅了した。その学生たちに向けて「後ろから力強い音楽が聴こえて、いつも以上に思い切って気持ちよく歌えました。このような機会をいただけたことが、本当に嬉しかったです」と感謝の思いを述べた。

 また、学生たちも「自分の演奏の順を忘れるくらい聴き入ってしまった」「まさかこんな機会がいただけると思っていなかったので、本当に感動した」「観客として(屋比久さんの歌を)聴けなかったのは残念だったけど、歌には優しさと力強さが詰まっていて、すばらしかった」と屋比久との共演を喜びながら、その歌を絶賛した。

 3月22日には、ディズニーの名曲を現役高校生吹奏楽部が演奏する、ディズニー公認のブラバン・コンピレーションアルバム第2弾『ブラバン・ディズニー!2』が発売。「どこまでも 〜How Far I’ll Go〜」は、新作映画からの楽曲としては異例の収録となっており、CDには千葉県柏市立柏高等学校の演奏が収められている。(取材・撮影=桂 伸也)