アニメへのリスペクトが詰め込まれた実写版「攻殻機動隊」
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 士郎正宗のSFコミック「攻殻機動隊」をハリウッドで実写化した映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』から、スカーレット・ヨハンソン演じる主人公・“少佐”の鮮やかな銃撃戦と日本のアニメ版へのリスペクトを詰め込んだ、約5分間にわたる本編映像が公開された。

 映像は、サイバー犯罪の発生を察知した少佐が、光学迷彩で姿を隠しながら、高層ビルの屋上からダイブして現場に急行する一連のアクションを追ったもの。少佐のダイブは、押井守監督の長編アニメや神山健治監督のテレビアニメ版でも描かれた、「攻殻機動隊」を象徴する重要なシーンだ。

 少佐が急行するのは、人間の義体化を推進するハンカ・ロボティックス社のオズモンド博士と、ある国の大統領による宴会の場。博士を襲撃する暴走した芸者ロボット、アタッシュケース型のマシンガンを手に突入してくる黒服集団、その集団を窓の外から銃撃していく少佐、顔面が開き内部構造がむき出しになる芸者ロボットなど、短いシークエンスの中に、アニメ版へのリスペクトがいくつも仕掛けられていることが見てとれる。

 原作のヒロイン・草薙素子をほうふつさせるスカーレットのアクションも圧巻。「アニメ版そっくりのシーンもあるわ。そういうシーンを再現するのはワクワクしたし、観客も実写化されているのを見て興奮できるはずよ」というスカーレットは、同時に「とはいえ、再現ばかりしていたわけではない。オリジナル版へきちんと敬意を払いながらも、それ以外は独自の作品になっているわ」と語る。

 本作では、日本語吹き替え版をアニメシリーズでも声優を務める田中敦子、大塚明夫、山寺宏一が担当することも決定しており、ファンにとっては、またとない形で実写化された「攻殻機動隊」の世界観を楽しむことができそうだ。(編集部・入倉功一)

映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』は4月7日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて全国公開