MacのウィンドウをWindowsのように管理するツールは数年前から存在します。しかし、筆者の仕事のやり方にぴったり合うツールはありませんでした。「Magnet」もそうしたツールの1つでしたが、最近いくつかのアップデートが行われ、ついに筆者が必要とするアプリになりました。

一見すると、Magnet(120円)は、よくあるウィンドウ管理ツールです。ウィンドウを全画面、2分の1、3分の1、4分の1にしたり、これらを自由に組み合わせたりできます。操作方法はドラッグ、キーボードショートカット、メニューバーから選択できます。常にさまざまなサイズのウィンドウを何十個も重ね、アプリ切り替えツールに頼り切っている筆者のような人間にとっては、これだけでも十分助けになります。通常は、ウィンドウのサイズを手動で変更することがあるとしても、ウィンドウを必要最低限なだけ拡大し、アプリの山の中で見分けられるようにするだけですから。

Magnetがほかのツールと違うところは、その洗練度です。ディスプレイを複数使っても混乱することなく(最大6つの外部ディスプレイに対応)、キーボードショートカットのカスタマイズも可能です。ウィンドウの組み合わせも自由です。例えば、1つ目のウィンドウを右上、2つ目を右下に並べ、左半分に大きなウィンドウを配置することも可能です。左、中央、右に3つのウィンドウを並べるオプションも追加され、筆者はこれを好んで使用しています。

そして最高な点は、 特定の操作方法を強制しないところです。キーボードショートカット派、メニュー派、マウス派のすべてに対応しています。それでは、3つの操作方法を細かく見ていきましょう。

ウィンドウをドラッグ


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マウスを使うことが多い人には、画面の隅にウィンドウをドラッグする操作が用意されています。

ウィンドウを四隅のいずれかに移動させると、その場所で4分の1サイズに縮小します。

ウィンドウを左端または右端に移動させると、その場所で縦長の2分の1サイズになります。

左端または右端で上下のいずれかに移動させると、その場所で横長の2分の1サイズになります。

ウィンドウを上部中央に移動すると、全画面表示になります。

画面の下端は3つに分かれており、そこにウィンドウを移動させると3分割されます。

ウィンドウのドラッグは、慣れるまでに少し時間がかかりますが、コツをつかんでしまえば、直感的に操作できると思います。macOSの標準機能と間違えるほどの使い勝手の良さです。


キーボードショートカット


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ドラッグよりさらに便利なのが、キーボードショートカットです。自分に合うようカスタマイズすることも可能ですが、デフォルト設定も十分使いやすいと思います。

3分の1サイズは「Ctrl+Alt+D/F/G」

3分の2は「Ctrl+Alt+E/T」

4分の1は「Ctl+Alt+U/I/J/K」

縦長の半分は「Ctrl+Alt+Right Arrow/Left Arrow」

横長の半分は「Ctrl+Alt+Up Arrow/Down Arrow」

ショートカットを覚えてしまえば、ウィンドウの管理が楽になるでしょう。


メニューバー


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キーボードショートカットやドラッグの位置を覚える自信がない人には、メニューバーという選択肢もあります。対応するオプションをクリックするだけで、ウィンドウを好きな場所に動かすことができます。

筆者はしばらく前からMagnetのようなツールを探していましたが、たいてい2分割や4分割しか対応しておらず、うんざりしていました。しかも、多くのツールは間に合わせのような出来栄えです。これに対してMagnetは、まるでmacOSの一部のようです。

筆者はたいてい画面を3分割し、左と中央に「Chrome」のウィンドウを並べ、右にさまざまなチャットアプリを表示します。動画を編集するときは、「Screenflow」に3分の2を使い、残りの3分の1に仕事関連のウィンドウを表示します。選択肢は無限にあるため、自分に何が合うかを見付けるまで試行錯誤が必要でしょう。それでも、最終的に画面が整理されることを考えれば、少しの労力を費やす価値は十分にあります。


Magnet|Mac Appstore

Thorin Klosowski(原文/訳:米井香織/ガリレオ)