テニス、BNPパリバ・オープン、男子シングルス準決勝。ロジャー・フェデラー対ジャック・ソックの準決勝が行われたセンターコートの様子(2017年3月18日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】国際テニス連盟(ITF)は30日、プロ選手の数を大幅に削減するなどし、同競技における下位レベルの改革を図ることを発表した。

 プロ・ジュニアレベルのテニスを管轄するITFの3年間に及ぶ見直しは、ツアーで生計を立てるのに成功しているプレーヤーの数が極めて少ないという点に加え、選手の高齢化が進んでいることを明らかにした。

 現在プロレベルの大会で争っている選手の数は約1万4000人に上るが、獲得賞金がないプレーヤーは全体の約半数を占めるという。こうした状況を受け、ITFの理事会はプロ選手の数を男女各750人に減らすとともに、2019年から新たにトランジション・ツアー(Transition Tour)を導入する改革案を承認した。

 ITFサーキットの賞金総額1万5000ドル(約168万円)レベルに取って代わるトランジション・ツアーでは、男子プロテニス協会(ATP)と女子テニス協会(WTA)のランキングポイントの代わりに、ITFのエントリーポイントを付与することになる。

 今回発表された二つのシステムは、より多くの才能豊かな選手がITFのエントリーポイントを利用し、同連盟が主催するさらに高いレベルの大会出場権獲得を可能にすることを目的とする。

 また、トランジション・ツアーは選手と大会主催者のコスト削減を実現するため、各国連盟によって運営されるという。

 ITFのデビッド・ハガティ(David Haggerty)会長は、「昨年プロレベルで競技した選手の数は1万4000人を超えるが、これは単純に多すぎる。ジュニアからプロへの移行や、より手ごろにプレーできる環境、そして大会費用の問題に対応するには、抜本的な変革が必要とされている」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News