目元が老けるだけで、見た目年齢が7歳も上がるそうです。まぶたにある薄い筋肉、『ミュラー筋』が衰えると目元の老化を加速させると言われています。目元を老けさせない目の使い方を解説します。

鍛えることができない目の筋肉「ミュラー筋」の使い方がカギ

「目は口ほどにモノを言う」という言葉がある通り、目は心の状態を映し出します。また、目元が老け込むと、実際の年齢よりも見た目年齢が7歳もプラスされるといわれています。
目のまわりの皮膚はほかの部分と比べてとても薄く、頬の1/3〜1/4程度しかないといわれており、たるみや小じわやクマができやすいパーツ。目のたるみ、しわなどは、まぶたの裏にある極薄の小さい筋肉「ミュラー筋」の衰えがひとつの原因です。

この筋肉は、一度伸びきってしまうと美容整形手術以外で、元に戻すことはできません。また、ミュラー筋は衰える一方で鍛えることができず、1日1万回以上無意識でおこなっているまばたきや、長時間パソコンやスマホを見たり、睡眠不足になったときなどに、伸びて緩んでしまいます。
ミュラー筋が伸びると、まぶたを引き上げるのが難しくなり、それをサポートするために目の上の筋肉を使います。すると、目の上の筋肉が緊張した分、反動で目の下が押し出されて、目の下のたるみジワに。こうした負の連鎖まで起こるのです。

目を閉じたり目を下に向けることでミュラー筋を休ませて

ミュラー筋は鍛えることができないので、ミュラー筋が伸びるのを防ぐには、休ませることが大切です。目を閉じたり、下の方に目を向けたりすると、ミュラー筋を休ませることができます。

例えば、パソコンの画面の角度や椅子の高さを調節するだけでも、ミュラー筋の疲労は軽減します。本や雑誌を読む時も、背筋を曲げずに目線だけを下に落として読むようにすれば、ミュラー筋の負担になりません。また、普段から目を酷使したら30秒目をつぶるなど、こまめに休ませて疲労をためないようにするのもよいでしょう。

目の小じわやたるみ対策にアイクリームを塗ったりマッサージを行うことも、一時的には効果的かもしれませんが、繰り返し行うとかえって目の老化を進めてしまう可能性があります。それは、目をこするとミュラー筋が薄くなってしまうから。目元のクレンジングも強くこすらないように注意が必要です。また、コンタクトレンズやメガネをしている人は、普段の人より目に触れることが多いので気をつけましょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと