インドではスマートフォン出荷台数が年々増加している。インドの2015年におけるスマートフォン出荷台数は前年比28.8%増の1億360万台であり、16年は同5.2%増の1億910万台だった。(イメージ写真提供:123RF)

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 インドではスマートフォン出荷台数が年々増加している。インドの2015年におけるスマートフォン出荷台数は前年比28.8%増の1億360万台であり、16年は同5.2%増の1億910万台だった。

 インドは13億人近い人口を有しているが、スマートフォンユーザーは16年に初めて3億人を突破したと言われている。従ってインドのスマートフォン市場は巨大な潜在力を有していることが分かる。

 現在、インド市場で最も大きなシェアを獲得しているのはサムスンであり、また中国メーカーのレノボや小米(シャオミ)も一定のシェアを獲得しているが、アップルは2%程度に過ぎないという分析がある。しかし、中国メディアの今日頭条が28日付で掲載した記事は、近いうちにインド製のiPhoneが正式に販売されることになると紹介した。

 記事は、インドでiPhoneが生産されることになれば、アップルは「非常に高い関税」から逃れることができるだけでなく、iPhoneの販売価格を少なくとも100ドル(約1万1000円)下げることができるため、アップル製品はインドで一定の価格競争力を獲得することになると説明した。

 さらにインドでのiPhone生産は小米、OPPO、vivoといった中国のスマートフォンメーカーに大きな衝撃を与えることになると伝え、巨大な潜在力を有すインドのスマホ市場でiPhoneがシェアを高めれば、中国スマホは「もしかすると淘汰されてしまうかもしれない」と懸念を示した。

 現在のところ、インド市場におけるiPhoneは一握りの裕福な消費者しか買えない製品のようだが、インドの富裕層人口はかなりのスピードで増えているとの指摘もあり、インドで生産することによって価格を抑えることができれば、iPhoneのシェアが増加することは容易に想像できる。中国メーカーにとってインド市場におけるアップルの存在は決して無視できるものでないといえるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)