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セールスフォース・ドットコムは3月30日、次世代型ウェルス・マネジメントを支援する「Salesforce Financial Services Cloud Einstein」の新機能の提供開始を発表した。新機能により、ファイナンシャル・アドバイザーは顧客の世帯情報を総合的に把握でき、顧客が所有する資産に携わる人間関係を可視化するほか、新規顧客を発掘するためにAI(人工知能)機能であるEinsteinの利用が可能になるという。

今回発表した新機能は、「Relationship Builder」「Relationship Groups」「Relationship Map」「Einstein Opportunity Insights」の4点。

Relationship Builderに関しては、顧客やその家族に関する情報をすべて1カ所にまとめることで、ファイナンシャル・アドバイザーが多様なデータにアクセスしたり、それぞれの既存の役割や活動に変更を加えたりといったことが容易になるという。例えば、勤務する会社の役員に就任した、というようなキャリア情報を書き加えられるようになる。

Relationship Groupsは、複数の世帯や信託機関や経営する会社やビジネスなどとファイナンシャル・アドバイザーが連携し、顧客が所有する全てアカウントや人間関係を総合的に一覧可能になるという。例えば、顧客が自分の親の法的代理人になるといった世帯の中での新しい責任を負うこととなった場合、それを支援するようなアドバイスを提供可能になるとしている。

Relationship Mapでは、ファイナンシャル・アドバイザーは、顧客との新規ビジネスの機会を広げるために、顧客の家族に携わる人間関係や金融口座をワンポイントで可視化可能になるとのこと。例えば、相続プランニング・サービスを必要とする信託の受取人になっている顧客を把できるという。

Einstein Opportunity Insightsについては、ファイナンシャル・アドバイザーの生産性の向上に加え、顧客の感情や、顧客が競合他社について言及しているか、そして顧客との多様なエンゲージメントをベースに、顧客とのビジネスチャンスの可視化を支援。例えば、顧客とのやり取りが少なくなっている時などに、メールのやり取りの中で競合他社のことについて書いているかどうかを自動的に読み出し、タイムリーにフィナンシャル・アドバイザーへリマインドするため、顧客との関係を改善できるとしている。

価格は、Relationship Builder、Relationship Groups、Relationship Mapの3機能は、Financial Services Cloud Einsteinのユーザーに対して追加費用無しで提供開始している。Financial Services Cloud Einsteinは、1ユーザーあたり月額1万8000円〜。Einstein Opportunity Insightsは、Financial Services CloudのEnterprise Edition以上のユーザー向けに提供しており、1ユーザーあたり月額6000円。

(山本善之介)