北朝鮮が今年1〜2月に中国から輸入した肥料の量が、昨年同期比で10分の1以下に減少していたことが明らかになった。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

韓国のシンクタンク、GS&Jインスティテュートの北朝鮮・北東アジア研究院長を務めるクォン・テジン氏が、中国海関総署の資料を分析。その結果によると、北朝鮮が1月と2月に中国から輸入した肥料が1万411トンであることがわかった。

2016年の同じ期間に輸入した11万6393トンと比べると、10分の1以下に落ち込んでいる。

クォン院長はRFAの取材に、もともと北朝鮮が毎年1〜2月に輸入する肥料の量は少ない傾向にあるものの、今年の少なさは異例だと指摘した。

2015年は作況が悪く、2016年5月の朝鮮労働党第7回大会に向けた実績作りとして特別に多くの量の肥料が必要だったが、2016年は作況が好転したため、需要が減ったことが輸入量減少の原因とクォン院長は見ている。

同時にクォン院長は、輸入量全体の増減は3〜4月の数値を見なければわからないと指摘している。ちなみに、北朝鮮が昨年、中国から輸入した肥料は2015年の7万1000トンより2倍以上増加した15万8300トンに達している。