英ロンドンの首相官邸近くで、英国の欧州連合(EU)離脱に反対しデモを行う人(2017年3月29日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】欧州連合(EU)からの離脱手続きを正式に開始した英国は30日、安全保障面での協力をめぐりEU側から反発が上がったことを受けて、火消しに回った。英国とEUは2年間にわたる離脱手続きの冒頭で、早くも第1の戦線を張り合った格好となっている。

 テリーザ・メイ(Theresa May)英首相は、離脱と新協定、両方に関する交渉を並行して行うよう求めている。これに対し仏独両国は、新協定の協議は離脱交渉が終わるまで受け入れない姿勢を示し、交渉開始前から大きな障壁が立ちはだかった。

 だが29日の正式な離脱通告の翌日に火種を生んだのは、貿易協定が締結できなければテロとの戦いが弱まるという、メイ氏からの警告だった。

 安全保障問題を交渉の切り札としてちらつかせる姿勢にEU側が反発したことを受けて、デービッド・デービス(David Davis)EU離脱担当相は英BBC放送に対し、「脅しではない」と釈明した。
【翻訳編集】AFPBB News