韓国・ソウルの検察庁から拘置施設に身柄を移される朴槿恵前大統領(中央、2017年3月31日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新、写真追加)韓国の朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)前大統領が31日未明、自身の罷免につながった汚職・職権乱用スキャンダルをめぐる収賄などの容疑で逮捕された。

 前日30日に長時間に及ぶ審問を行っていたソウル中央地裁(Seoul Central District Court)は、収賄、職権乱用、強要、国家機密漏えいの容疑で朴前大統領に対する逮捕状を出した。同裁判所は声明で、「主な容疑が正当なものであり、証拠隠滅の恐れがあることから、(朴前大統領の)逮捕は正当で必要なものだ」と述べている。

 逮捕状の発付は、同国初の女性大統領であった朴容疑者にさらなる不名誉をもたらした。朴容疑者の逮捕は、昨年発覚した汚職スキャンダルを受け、街頭で抗議デモを行ってきた何百万人という国民の主な要求事項でもあった。

 朴容疑者の親友で、この汚職疑惑の中心人物である崔順実(チェ・スンシル、Choi Soon-Sil)被告に対する裁判は既に始まっている。崔被告はIT大手サムスン電子(Samsung Electronics)をはじめとする国内のトップ企業に対し、非営利財団への巨額の「寄付」を強要し、そこから私利を得ていたとされる。

 アジア第4位の経済国である韓国では、長年にわたり政界と大手企業の癒着が続いており、大統領経験者が腐敗容疑で逮捕されたのは朴容疑者で3人目。
【翻訳編集】AFPBB News