社会生活をしていると、誰かから怒られたり、批判されることが避けられません。親・先生・上司、あるいは恋人……そんなときあなたはどんな風に対応していますか? 謙虚なのはいいことですが、すべて文字通りに受けとって、思い悩んだり、気分が塞いでしまうのもなんだかもったいない気がします。
そこで感情的にならず、うまく乗り切る方法を伝授! 他人からの批判を軽やかにかわすワザを覚えておけば、人間関係のストレスやお悩みもきっとはるかに少なくなることでしょう。

1: “批判”ではなく、“フィードバック”として受けとってみる

誰かからなにかを言われたとき、それを“批判”と捉えるか、“フィードバック”と捉えるかによって受けとり方もずいぶん違ってきます。単なる言葉のすり替えと思われるかもしれませんが、これはカウンセリングなどでも使われるテクニックのひとつ。同じ現象でも、定義を変えてみることでもっとポジティブな観点で捉えなおすことができるというのです。

2: 仕事での批判は個人攻撃と捉えないで、自分自身とは切り離して考える

これはとくにお仕事のシーンについて言えることですが、顧客からの苦情や文句を個人的なことと捉えて怒ったり、動揺するのは大人らしからぬ行動なので避けましょう。批判されている状況を冷静に、自分自身とは切り離して考えることが大切です。
やり直しや改善のポイントがはっきりしている場合は、仕事内容のみにフォーカスして。もし相手が執拗になにか言ってくる場合は、問題はあなたではなくその本人自身にあることがあります。たとえば……

・ プライベートで嫌なことがあって、単に立場の弱い人や相手に八つ当たりしている
・ 秘かに抱えている劣等感やコンプレックスを隠すために、他人を攻撃している
・ ものすごく辛辣な物言いだけれど、本心はそこまで言っている気はなく、単に口が悪い

などなど。えてしてこういう場合は、本人が感情的になっていたり、冷静になれないでいるので、そのペースに飲まれてはいけません。感情がヒートアップするほど、言葉もトゲトゲしくなりエスカレートしてきますが、それは自分の弱みを知られたくないからです。相手の気持ちに巻きこまれず、冷静かつ丁寧な対応を心がけてください。そうすれば相手も少しずつ落ち着きを取り戻すことでしょう。

3: “批判”として受けとり動揺する原因はなにか、自分の心の中を探ってみる

相手はあなたを傷つけるつもりは少しもないのに、一方的に批判されたような気になって、自信喪失したり、人間関係がギクシャクしてしまうというケースもよくあります。誰かから批判されたと感じ、緊張すると心臓もドキドキして呼吸が浅くなり、脳が“攻撃・逃避”モードになるのです。そうなると相手に反感や恐れを抱きやすくなり、人間関係に大きなヒビが入る恐れもあります。でもそうなる前に、どうして自分がそんなに動揺し、このような反応を示すのか冷静になって考えてみるといいでしょう。
原因は自分のなかにあるかもしれません。かつてのトラウマ・コンプレックス・妬み・羨望……普段あまり気づかないだけでネガティブな気持ちや、心に封印していた感情がその原因となっているかもしれません。他人からの批判はそんな自分の心と向き合い、見つめなおすきっかけを与えてくれることもあるのです。

4: “この経験から学べることはなんだろう”とプラス方向に考える

上記と重なる部分もありますが、成長のきっかけとなる望ましいストレスもあります。誰かからの批判や小言、あまりいい気持はしないかもしれませんが、でもそれは他人の目から見て今の自分自身に欠けていることだったり、今までひた隠してきた短所が出てきているのかもしれません。
あるいは「もっと強くなろうよ」というメッセージと受けとることもできます。“良薬は口に苦し”というように、キツイ経験からこそ、人は学ぶことも多いのです、もっといい自分になるためにこの経験をぜひ生かしてみましょう。

5: 批判やネガティブコメントを繰り返す人との接触を減らすようにする

もし自分に対していつも批判やネガティブコメントを繰り返す人がいるなら、そうした人との接触自体を減らしていくのも、根本的な解決策となるでしょう。もちろん仕事関係ではそうもいきませんが、プライベートの友人や親せき付き合い、友だちや恋人との関係はある程度自分でコントロールできる部分があります。無理して付き合い続けるよりも、いっそそのグループや輪から抜け出したり、距離をおくほうが自分にとってはベターでしょう。