アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにある裁判所(2008年9月2日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】アラブ首長国連邦(UAE)の裁判所は29日、同国の政治体制や司法制度を批判する書き込みをツイッター(Twitter)で何度も行っていたとして、著名な存在として知られる大学教授に禁錮10年の判決を言い渡した。国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)が明らかにした。

 アムネスティ・インターナショナルのレバノン・ベイルート(Beirut)支部によると、大学教授のナセル・ビン・ガイス(Nasser Bin Ghaith)被告は過去の裁判において公平な審判を受けられなかったとの書き込みを何度もツイートし、「国家と国家機関の地位と威信を傷つける目的で誤った情報を流布した」として有罪判決を受けた。

 ガイス被告は「UAEファイブ(UAE Five)」と呼ばれる5人組の人権活動家のグループの一員としても知られている。ガイス被告の判決が言い渡される数日前には別のメンバーであるアフメド・マンスール(Ahmed Mansoor)氏も逮捕されている。

 UAEファイブの5人は2011年4月、オンライン上でUAEの首長らを侮辱し、反政府デモをあおり、立法権をもたない諮問機関である連邦評議会の選挙のボイコットを呼び掛けたとして告発・逮捕されたが、同年のうちに大統領恩赦により釈放された。

 アムネスティによるとガイス被告は2011年の逮捕後、公正な裁判を受ける権利が与えられなかったとするツイートを複数回にわたって書き込み、2015年8月に再逮捕されたという。

 再逮捕された月に投稿されたガイス被告の最後のツイートには、アラブ世界各国の政府を批判する内容が書き込まれていた。
【翻訳編集】AFPBB News