米ユタ州の企業アンブロージア・ラボが、カンボジアの貧しい母親たちから母乳を買い取り、米国向けに輸出していたとして物議を醸した問題で、カンボジア政府は28日、母乳の販売と輸出を正式に禁止すると発表した。資料写真。

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2017年3月29日、米ユタ州の企業アンブロージア・ラボが、カンボジアの貧しい母親たちから母乳を買い取り、米国向けに輸出していたとして物議を醸した問題で、カンボジア政府は28日、母乳の販売と輸出を正式に禁止すると発表した。香港・東網が伝えた。

アンブロージア・ラボは、カンボジアで調達した母乳を凍結して米国へ移送し、低温殺菌した後、約150ミリリットルのパックを20ドル(約2200円)で販売していたという。

国連児童基金(ユニセフ)は、カンボジア政府の決定を支持するとした上で、「これは貧しい女性を営利目的で搾取するものだ。余った母乳は現地の栄養不良の乳児たちに与えられるべきだ」と指摘している。

カンボジアのNgor Hong Ly国務長官は「カンボジアは貧しいが、母乳を輸出しなければならないほどではない」と語っている。(翻訳・編集/柳川)