【倉井史也のJリーグ】そりゃ首位って言ったってまだまだ先が厳しいわけですよ?! の巻

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▽てかさ! これで日本が首位に立っちゃったわけでしょ。こんなときってさ、オラっちの立場ってむっちゃ微妙になるんですよ。

▽ここで厳しいこと書いちゃうとさ、「ほーら、危機感煽って儲けようとしてる」って思われちゃうしさ、楽観的なこと書くと「そんな甘いことばっかり言いやがって」って非難されるしね。調子が悪い時って、ダメな部分を書くと「俺の思ってたこと、ちゃんと書いてある」って言われたり、明るい未来を予想すると「救われた」と感謝されたりするんですよ、これが。

▽だいたい、オラっちに未来がわかるわけないじゃん! でもそんなこと言うと、「取材が足りない」「専門家としていかがなものか」と怒られたり、テレビやラジオの仕事で「わかりません」なんつったらもう次は呼ばれないんです。ところがこれを選手とか監督が「私は予言者ではない」なんて発言したとすると「さすが賢者!」みたいな。ええ、拗ねてるっす。

▽ってことで今週は日本代表の話題ってありません。あー、それはそれで批判を受けそうな。ま、1つだけ言っておくとすると、取材現場で編集部の人から「いつもどうやって書いてんですか? 思いつきですか? 寝ながらですか? トイレの中ですか?」って聞かれたので、「いやいや、毎週ちゃんとマトリックスを作ってオチを計算しつつ、字数計算しながら方程式を解くように書いてます。代表選手のパスと同じですよ」って見栄を張ったら、酒井宏樹が久保裕也とのコンビプレーを「あんなの即興ですよ」って、あっさり答えたことですね。あぁ、オレも編集部が久保裕也的だったら面白い原稿を出せるのに!!

▽とか言ってる間にJ1リーグも再開ってことで、結構いいカードそろってんじゃないですか? そりゃもちろん一番の注目は磐田vs清水っていう復活! 静岡ダービーなワケなんですけど、FC東京vs鳥栖っていう、監督やGKを巡る因縁の対決っぽいのも面白いし。そんな中で、その実すげぇ対決になると思ってるのが神戸vs浦和なワケですよ。

▽唯一の4連勝で独走中の神戸が優勝候補の浦和を叩いて首位固めって感じのカードなんですけど、ちょっと今回は神戸にツキが無い。だって、浦和は別の意味で燃えに燃えてるはずなんです。

▽浦和から日本代表に召集されたのは、西川周作と槙野智章、追加で遠藤航と3人もいたんです。ところが埼玉スタジアムで誰一人プレーさせてもらえないという悲劇。西川なんてせっかく正GKの座をつかんでいたのに、川島永嗣に席を譲って、しかも川島が大活躍。浦和のみなさん、「おい、ちょっと待て」と言いたかったでしょう。

▽そんな燃えに燃えてるときに当たらなければよかったのに……ってな展開も期待できるし、代表帰りの選手たちが精神的にボロボロになってて浦和が一気に調子を崩すってことも想像できるし。いろんなストーリーがありそうな試合展開っていいでしょ?

▽ま、こんな感じで日本の首位についても語ることができればいいんですけどね。とか無理矢理最初と最後の話を合わせるのが今週の方程式でした。以上!!【倉井史也】 試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。