脱線後、機関車を降りる乗客たち(出典:http://www.news24.com)

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南アフリカ・プレトリアとカリナンを走る蒸気機関車「ダイヤモンド・エクスプレス」は観光客に人気である。しかしこのほど線路の枕木が盗まれたために列車が脱線し、蒸気機関車が立ち往生するという事態が起こった。

「ダイヤモンド・エクスプレス」はプレトリアからおよそ3時間かけて約40キロ先のカリナンという場所へ蒸気機関車の旅を楽しむことができる。カリナンは1902年から現在に至るまでカリナン鉱山で発達した町、ダイヤモンドの採掘で有名である。のんびり走る蒸気機関車「ドリー」や「アヴリル」でタイムスリップをしたかのような旅を味わえることで人気だ。しかし田舎町とはいえ窃盗が多いこの国では、蒸気機関車といえども枕木泥棒が容赦なく襲い掛かる。

3月21日13時30分頃、枕木が盗まれたことによりカリナンから5キロの地点で1948年製の機関車「アヴリル」が脱線、そのはずみで運転手のスティーヴ・スミスさんが機関車から落下してしまったのだ。約500人の乗客は機関車を降りて、旅行会社が手配したバスに乗り換えてカリナンまで行く羽目になった。

このエリアでは以前も枕木が盗まれたことによる脱線事故が起こっており、機関車の旅を企画するツアー会社『The Friends of the Rail Association』は、「どれほど警備を強化しても、犯人は監視の目をくぐり抜けて窃盗を繰り返している。一歩間違えると死傷者が出るようなことも気にせず窃盗を繰り返す」と憤っている。今回は乗客に負傷者が出なかったことが幸いだ。
 
機関車は後日、線路に戻されて損傷箇所を修理したのち運転を再開する予定という。

出典:http://www.news24.com
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)