【記者会見】新戦力について語る高倉麻子監督「新しい風を期待している」《キリンチャレンジカップ2017》

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▽日本サッカー協会(JFA)は30日、来月9日に熊本県で開催されるキリンチャレンジカップ2017〜熊本地震復興支援マッチ がんばるばい熊本〜、コスタリカ女子代表戦に臨むなでしこジャパンのメンバーを発表した。

▽会見に出席した高倉麻子監督は、初招集となった石井咲希(バニーズ京都SC)、隅田凛(日テレ・ベレーザ)、大矢歩(愛媛FCレディース)、上野真実(愛媛FCレディース)を招集した理由を説明。また、コスタリカ戦に向けて、選手たちの勇気あるプレーを被災地である熊本の人たちに見せたいと意気込みを語った。

◆高倉麻子監督(なでしこジャパン)

「震災後初の国際試合、私が就任して初めての試合を熊本で行えることを非常に嬉しく思います。熊本でご尽力くださっている多くの方々にこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。今、観ていただいた映像(会見前に放映した映像)は、1月のキャンプでも選手に見せたものなんですけど、新チームになって新しい選手もいる中でなかなか自分たちが背負っているものや日本代表として背負っている実感をうまくイメージできない選手がまだいます。映像を使ってなでしこの魂を引き継いでこれからやってほしいという想いをこめて道を示しました」

「今回のメンバー選考についてですが、先日のアルガルベカップに出場し、皆さんもご存じの通り、4試合やって2勝2敗。結果は6位でした。新しい選手がたくさんいる中で、選手の可能性を探りながら、組み合わせを試したりする中、私が想像したようなゲーム展開にはならず、結果としては非常に残念だなと感じています。また、新しく可能性を見せてくれた選手もいましたし、チャレンジしてやっていきたいと考えています」

「今回も新しい選手を招集しました。石井咲希(バニーズ京都SC)という選手が入っていますが、育成のところでずっと彼女を見ていました。非常にスピードがあって、ディフェンスだと真ん中とサイド、どこでもできる器用な選手。最大の魅力はスピードだと思います。未知数ではありますが、思い切って試したいなと思いまして、今回招集しました」

「隅田凛(日テレ・ベレーザ)に関しては、クラブでずっと阪口(夢穂)と組んで出ています。U-20の方でもずっとボランチのレギュラーとして出続けていて、テクニックが非常に高く、中盤でバランスの取れる選手。そういったところで、新しい風を期待して招集しました」

「大矢歩(愛媛FCレディース)に関しては、非常に良い指導者の下、女子の中ではなかなかいない個で突破できる珍しいタイプだと思います。身体も強く、U-23でも見ましたが外国人選手にも当たり負けすることなく個で突破を図れる面白い存在だなと感じています」

「上野真実(愛媛FCレディース)も愛媛からの招集ですが、彼女はU-20で得点王の選手。身体も大きく、まだまだ荒削りな部分はありますが、ファーストタッチからシュートのイメージが良く、スムーズに足を振れる。難しいシュートを簡単に決められる。彼女もまだ荒削りと言えばそうですが、今までにいないタイプで面白いと思い、選出しました」

「アルガルベで戦ってきて、日本の現在地と言いますか、まだまだこのままでは勝てないという危機感を選手とスタッフ共に思って帰ってきました。この熊本での試合がこの次の5試合目という感覚を持ちながら、前回守備の面でも連動やスライド、アプローチのスピードも含めて、なかなか出し切ることができなかったので、その辺はまた引き続きチャレンジしたいです。得点を様々な形で獲っていきたいという想いがあるので、選手の組み合わせや選手の自由な発想、ひらめきを含めてどんどん積極的にゴールに向かっていくという姿勢を見せれたらいいなと思います。熊本で選手たちの勇気あるプレーを皆さんにお見せすることができたらいいなと思っています」