Doctors Me(ドクターズミー)- “オイルプリング”でお口からキレイに!口腔環境の改善に油が有効なワケ

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キレイを保つ方法の一つに、オイルを口に含ませてゆすぐ「オイルプリング」といったものがあることをご存知ですか?

あまり油で口の中をうがいすることはイメージしにくいですが、どのような効果が期待できるのでしょうか。

今回はこのオイルプリングについて、効果や方法、オイルの種類など、歯科医師の彦坂先生に解説していただきました。

オイルプリングとは?


植物油を使って、口をゆすぎ、口腔内の清潔だけでなくデトックス効果をはかる方法です。

ココナッツオイル、特にヴァージンココナッツオイルを使用したオイルプリングはメディアにも多数取り上げられていました。

ゴマ油や、オリーブオイルを用いて行うことも可能です。

オイルプリングの効果


口内の衛生状態を整える


口腔内には、何億という数の細菌が存在しています。特に唾液の減少する睡眠時に爆発的に増殖し、朝の口の中は細菌だらけです。

細菌が口の中にトラブルをもたらしますが、オイルプリングを行うことで細菌数を減らし、口腔内の衛生状態を保ち向上することができます。

口臭を抑える


口臭の主な原因は、歯周病や虫歯、口腔内の乾燥で、特に歯周病菌はかなり臭く、歯周ポケット深くに増殖します。

特に、ストレスや加齢により唾液は減少してしまい、口が乾きやすくなるため、口臭を強くする原因となります。

オイルプリングを行うことによって、口腔内が保湿され持続し、口臭を防ぎ、改善させる効果が期待できます。

歯周病や虫歯予防


虫歯と歯周病も、口の中の細菌が原因で引き起こされます。

口の中の細菌を吸着し排出できるオイルプリングであれば、 歯周病、虫歯ともに予防が可能です。

ホワイトニング


オイルが歯の表面の汚れを吸着してくれるため、歯のクリーニング効果が期待できます。

歯自体のホワイトニングには薬剤が必要ですが、歯の黄ばむ原因の1つは歯についた着色物質や汚れなので、オイルプリングによって汚れを吸着することで、歯が本来の白さを取り戻せます。

オイルプリングの効果的なやり方


■ ステップ1
口を水でゆすぐか、水を少し飲みます

■ ステップ2
オリーブオイル、ココナッツオイル等を大さじ1程度口に含みます

■ ステップ3
口の中でゆっくり全体にいきわたるようにゆすぎますが、ゴロゴロうがいをせずに、あくまで口にいきわたらせ、ゆすぐ感じをイメージしてください

■ ステップ4
オイルを吐き出しますが、口の中の細菌や汚れをたくさん含むため、間違っても飲み込まないようにしましょう

■ ステップ5
何度かゆすぎ、最後に歯磨きを行います

オイルプリングにおすすめのオイル


■ ココナッツオイル(特にヴァージンココナッツオイル)
■ オリーブオイル
■ ゴマ油

オイルプリングをする時間帯や頻度


時間帯


朝や寝る前がおすすめです。理由として、就寝時は唾液の分泌が減り、口腔内の細菌が爆発的に増殖し、様々なトラブルを引き起こします。

口腔内を清潔に保つためには朝か寝る前だと効果が高いです。

頻度


1日1回から2回くらいを目安にしましょう。

オイルプリングの注意点


オイルプリングをしたからと言って、歯磨きをしなくてもいいわけではありませんので、歯はしっかり磨きましょう。

普段の歯磨き、定期健診や歯のクリーニングにプラスでオイルプリングを行うのがベストです。

オイルプリングは、口の健康だけでなく、美容の面でも効果が高いのが嬉しいですね。

最後に彦坂先生から一言


おすすめはゴマ油です。口の中に香ばしいゴマの香りが満たされ、心身ともにデトックス、リラックスできるような感じでスッキリします。

オイルプリングを行い、口腔環境の改善、向上について見直すきっかけになればと思います。

(監修:歯科医師 彦坂実な美)

【監修:歯科医師 彦坂 実な美】
プロフィール)
鶴見大学歯学部卒業後、研修医を経て一般歯科医院で経験を積む。一般診療全般をこなすが、メタルフリー治療や審美歯科、ホワイトニングを得意とする。最近力を入れているのは予防医療でニューヨークのニューヨーク大学にも研修に行くなど、積極的に欧米諸国の歯の健康に対するモチベーションを学ぶ。メタルフリー学会に所属し、銀歯の金属アレルギーやリスクについての知識の普及のため記事の執筆や講演も行っている。一児の母