誤発表が発覚したときのステージ
 - Kevin Winter / Getty Images

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 アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、第89回アカデミー賞授賞式で作品賞の誤発表を引き起こした会計コンサルティング会社プライスウォーターハウスクーパース(PwC)と今後も仕事を続けることを発表した。Peopleなどが報じている。

 作品賞受賞作として『ラ・ラ・ランド』の名が読み上げられるも、PwCの会計士からプレゼンターに手渡された封筒に入っていたのは作品賞ではなく主演女優賞の受賞者が書かれたカードで、本当の作品賞受賞作は『ムーンライト』であることが判明。同授賞式は前代未聞ともいうべくトラブルで幕を閉じた。

 過去83年にわたってオスカーの投票作業を任されてきたPwCは、今回のミスを認め、謝罪文を発表。一方のアカデミーは、当日に舞台袖で封筒を管理していたPwCの2人の会計士、ブライアン・カリナンとマーサ・ルイスを出入り禁止にし、PwCとの契約を継続するかについても検討すると明かしていた。

 そして今回、アカデミーの会長シェリル・ブーン・アイザックスは、「数十年の間であらゆる意味で最も驚くべき忘れがたい出来事が起きたオスカー式典以降、昨夜初めて委員会は会合を行いました。ご存知かと思いますが、アカデミーの事業について話し合いをするため、委員会は年に約6回の会合を重ねています。手順の見直しや意欲的な規制という大がかりな提案を含め、徹底的な検討の後、委員会はPwCとの仕事を継続することに決定しました」とアカデミー会員に向けたメールで伝えたという。

 会計士のブライアンが、作品賞のプレゼンターに封筒を渡す直前に主演女優賞を受賞したエマ・ストーンとの写真をSNSにアップしていたことも発覚しており、今後、授賞式当日に舞台袖で働く会計士が式中は携帯を所持できないようなルールが加わることになるだろうとPeopleは付け加えている。(編集部・石神恵美子)