『逃げるは恥だが役に立つ』Blu-ray

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 3月29日に発売された『逃げるは恥だが役に立つ』のDVD&Blu-ray。筆者も入手することができたので、早速開封してみた。ちょっとした懐かしさと、甘酸っぱさと共に「『逃げ恥』って、本当にステキなドラマだったな〜」と心が温かくなり、改めて元気をもらうことができた。第1話からどっぷりだったあなたも、話題になってから見始めたあなたも、きっと満足できることだろう。

参考:『逃げ恥』ワールドを作り出した全ての方々に拍手! 幸せに生きるためのヒント詰まった最終話

 本編映像が素晴らしいのはもちろんのこと、特別映像が充実しているのが、ファンにとってはうれしいポイント。最終回直前にオンエアされた蔵出しNG集や、キャスト陣が選んだ“ムズキュン”シーンSP、そして社会現象とも言われた「恋」ダンス映像が6パターンも収録されている。

 なかでも楽しませてもらえたのが、新垣結衣と星野源、野木亜紀子(脚本家)の3人が、最終回の映像と共に収録秘話を語る『オーディオコメンタリー』。台本もあり撮影もしたのに、最終回の放送時間の尺に合わせて、泣く泣くカットした未公開シーンも加わっている。まさに完全版な最終回が見られるのだ。

 いつの間にかカゴで飼われていたジュウシマツ、幻の婚姻届や転職先に関する情報など、“あの部分って……”と気になっていた記憶がつながる面白さがある。また、みくり(新垣)とゆり(石田ゆり子)の間でよく見かけたあの仕草が、最初は台本に書いてなかった、なんていう驚きの情報も語られていく。

 何より、この3人の会話から、作り手でありつつ、視聴者としても楽しんでいる様子が伝わってくるのが、とてもいい。新垣が「ここに行きたかったー」という場所は「実はこの壁、偽物なんですよ」と野木がちょっとした裏話をしてあげるのも、ほほえましい。

 星野もマジックの“ガッキー”にさらなる仕掛けがあることを嬉しそうに報告してくれる。そして、自分たちのキスシーンを見る、星野と新垣の反応は必見。野木も「見られて幸せだわ」とこぼすほど『逃げ恥』最強のムズキュンだ。

 厳しいスケジュールの中で、スタッフもキャストも全力で取り組んだ本作。「美術さんが頑張ってくれた」「新垣さんのセリフ覚えがすごかった」とみんなが作品に対して愛情たっぷりに向き合っていたのが伺える。NGシーンもアドリブでつなげて楽しむなど、笑いが絶えない現場であったことがわかる。

 スタッフが思わず涙を流したという秘話も多く語られており、最終回を見ながら新垣も思わず「全部好き!」とコメントするほど、愛情に満ちた作品だった。作る側も、そして見る側も、みんなが幸せに包まれたドラマ『逃げ恥』。その思い出と共にDVD&Blu-rayを、宝物にしてみてはいかがだろう。(佐藤結衣)