男性から「余計なお世話」だと思われる行動〜おせっかい女子にならないコツ〜

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彼のためを思って行動したのに、「余計なお世話だ!」と怒られてしまった……そんな経験ありますか? もしかしたらあなたは「おせっかい女子」かもしれませんよ。今回は男性から「余計なお世話だ」と思われる言動やちゃんと彼に思いやりが伝わるためのポイントについて、社会人男性にとったアンケートや専門家のコメントをもとに紹介します。

<目次>
■男性から「余計なお世話」だと思われる行動6つ
■「余計なお世話」と「思いやり」のちがい5つ
■「余計なお世話だ」と思われないためのコツ
■まとめ

■男性から「余計なお世話」だと思われる行動6つ

まず最初に、良かれと思ってした行動なのに、男性に「余計なお世話」だと思われてしまう行動にはどんなものがあるのでしょうか。男性達の意見を見ていきましょう。

(1)プライベートに首を突っ込む

・「自分のプライベートな話について批判をしてくる」(27歳/電機/技術職)

・「プライベートにあまりに深入りされると腹が立つ。年上の女性に多い」(27歳/その他/技術職)

相手のためを思ってアドバイスしたつもりでも、相手のプライベートに首を突っ込みすぎるのはNGのようです。男性との距離感を間違わないことがポイントです。

(2)自分の体験談を交えて話をする

・「仕事で立ち直れないようなミスをしてものすごく落ち込んでるとき、自分の体験を交えて相談に乗ろうとしてきた人がいた。気持ちはありがたいが、俺は男だから一緒にしてほしくない。そっとしておいてくれ」(33歳/運輸・倉庫/その他)

・「仕事など失敗してるのに、自分事のようにとりあげていろいろ言ってくる」(34歳/その他/販売職・サービス系)

仕事でミスをしたときなどに、必ずといっていいほど、自分の体験談を元になぐさめようとしてくれる人がいるもの。励まそうとしてくれる気持ちはありがたくても、自分と同じように考えられてしまうと、余計なお世話と感じてしまうようですね。

(3)途中で口をはさんでくる

・「自分で調べて行動しようとしているのに、こうしたほうが効率的とか勝手に言ってきたこと」(34歳/人材派遣・人材紹介/営業職)

・「自分が頑張って最後までやりかけたところで、手伝おうかとか言ってくる人」(26歳/商社・卸/営業職)

仕事をしているときに、何かと途中で口をはさんでくる人もいますよね。自分でやり遂げるからこそ、仕事も身につくというもの。親切心で言っているつもりでも、相手にとっては余計なお世話になることもあるようです。

(4)人の気持ちを決めつける

・「勝手に人の気持ちをくみ取ったような感じで、頼んでないことをやるとき」(25歳/情報・IT/販売職・サービス系)

・「勝手にこうだろうと思って決めてしまうこと」(29歳/商社・卸/事務系専門職)

相手の気持ちを勝手に「こうだろう」と決めつけて行動されるのも、ムッとするようです。きちんと相手の意図を汲まないと、的外れな言動をしてしまうのは言わずもがな。気をつけたいですね。

(5)人の行動にケチをつける

・「人の行動をいちいち評価して、あれはいい、悪いと言ってくること」(34歳/機械・精密機器/技術職)

・「人の行動に対していちいち口出しをしてくる」(31歳/学校・教育関連/事務系専門職)

人がしていることに、いちいち口出ししてくる人も中にはいますよね。子どもじゃないのだから、自分の判断の上で行動しているということに気づいてほしいものです。黙って見守るのが、大人の女性ですよね。

(6)頼んでもいないのにやりたがる

・「頼んでもいないのにやたらと気を使うそぶりや声に出して『〇〇やっておいたよ』みたいなことを言う人」(31歳/情報・IT/その他)

・「頼んでもいないのに何でもやりたがる」(32歳/金融・証券/専門職)

人が頼んでもいないのに、勝手に解釈して行動してしまう人もいるもの。感謝の言葉を望んでいるかもしれませんが、男性からすると余計なお世話と感じているようです。自分がしようと思うことをやられてしまうと、あまりいい気はしませんものね。

男性が「余計なお世話」だと感じる女性の言動には、相手が望んでいるかどうか、リサーチ不足といった共通点があるようです。また、相手は男性なのに性差を考慮せず、私はこうだったから彼もこうすれば上手く行くはずという、女性視点のアドバイスもイラつかせてしまうよう……。「私のは余計なお世話だったかも!」という人は、こちらで紹介した点に気を付けてみて。

■「余計なお世話」と「思いやり」のちがい5つ

ある行動が、「余計なお世話だ」と思われてしまう女性もいれば、「有り難う!」と感謝される女性もいます。両者のちがいはどこにあるのでしょうか。男性が「余計なお世話だ」と思う行動と「親切だな」と思う行動のちがいについて聞いてみました。

(1)相手が求めているかどうか

・「自分がしてほしいと思っていることをやってくれるかくれないか」(25歳/学校・教育関連/その他)

・「相手が求めているかどうかやまわりの状況を観察しているかどうか」(31歳/印刷・紙パルプ/営業職)

相手が求めてもいないのに、勝手に行動するのは余計なお世話になりますよね。話をしていて深読みしすぎてしまうと、おせっかいな行動をしてしまうのではないでしょうか。本当に相手が望んでいるのか、それとも会話の流れで話をしているだけなのか、しっかり見極めたいものですね。

(2)相手のことを考えているかどうか

・「相手の意向を考えて、相手のことを考えられているかいないか」(33歳/医療・福祉/専門職)

・「相手のことを考えてる行動か自己満足かの違い」(32歳/小売店/販売職・サービス系)

相手のことを考えず、ただ自分の気持ちを押し付けるだけの行動は「思いやり」とは言えません。ちゃんと相手を思った上での行動であれば、相手にもその気持ちが伝わるというものです。

(3)自分が目立ちたいかどうか

・「自分が目立ちたいだけなのか、そうでないのか」(29歳/自動車関連/技術職)

・「自分が目立つように振る舞うのと、さりげなく他人のために振る舞うこと」(33歳/小売店/販売職・サービス系)

単に自分が目立ちたくて、おせっかいな行動をする人も中にはいるものです。周りにアピールすることなく、相手のためにと思って行動すると、その気持ちが伝わることもあるもの。周囲に対するアピールのため行動していると、相手からも見透かされてしまうのではないでしょうか。

(4)自己満足かどうか

・「自分のためにしていることか、本当に相手のことを思ってのことか」(22歳/その他/その他)

・「おせっかいは自己満足。親切は人に感謝される」(33歳/建設・土木/営業職)

相手のことを考えて行動するか、自分の自己満足のためだけに行動するかで、余計なお世話と思われるかどうかは変わってきそうですね。自分が満足したいためだけの行動は、迷惑でしかありません。

(5)しなくていいことをするかどうか

・「しなくていいと言ったことまでするのがおせっかい。何でもしてくれる女性は親切」(29歳/医療・福祉/専門職)

・「しなくてもいいことをするか、してもらえるとありがたいことをするか」(22歳/警備・メンテナンス/その他)

やらなくてもいいといっているのに、それでもやってしまう人もいるものです。相手の気持ちをちゃんと汲み取ること。それが「思いやり」には必要です。

相手のためを思った行動か、自己満足のための行動か……。どっちが動機かでその行動は「余計なお世話」か「思いやり」かが決まってくると言えそうです。思いやりを持てば自然と相手の立場にたって物を考えたり、相手の意図を汲み取ろうとするもの。一方自己満足を目的とした行動は、「相手はきっとこれで喜ぶはず」といった気持ちの押し売りになりがちです。相手に好かれたい、自分をよく見せたいといった「下心」を持って行動していないか……。行動する前に確認してみましょう。

■「余計なお世話だ」と思われないためのコツ

最後に、男性から「余計なお世話だ」と思われないためのコツを、男女心理に詳しい織田隼人先生に教えてもらいました。「余計なお世話」と思われるのが怖くて行動しないのはもったいない! 以下のコツを参考にぜひ気になる男性に思いやり行動をしてみて。

織田さん:
「余計なお世話」と「親切」の違いは、「行動する前に相手がどう思うのか客観的に考えているかどうか」です。余計なお世話をする人は「自分はこれをされたら嬉しいからやってあげよう」とすぐに自分基準で考えて行動します。たとえば男性が悩んでいたら、無理にでも話を聞き出そうとしたり、相手は望んでもいないのに自分の好きなお菓子をあげたり……といった具合です。「余計なお世話だ」と思われてしまう人の共通点は「自分基準で考えてしまう人」と言えるでしょう。そこで、自分基準で考えてしまうという人はまず、自分がされて嬉しいことは相手もされて嬉しい、という認識は間違っていることを自覚しましょう。

「自分がされて嫌なことは相手もされたら嫌」というのは真理と言えますが、「自分がされて嬉しいことは他人がされても嬉しい」というのは間違った考えです。相手のため……と行動する前に、必ず「相手は喜ぶだろうか?(相手基準)」という視点で考えて見てください。そして相手が喜ぶ行動を知るには、普段から相手がどんなことを考えているのか、どういう人なのか観察し、客観的に把握しておく必要があります。「思いやり」ある行動とは、一朝一夕でできるものではなく、相手をよく理解しておく必要がある、ということを覚えておきましょう。

■まとめ

男性から「余計なお世話」だと思われる行動について紹介してきました。いかがでしたか?
せっかくの行動が相手にとって迷惑とならないためにも、普段から相手をよく観察し、どんな人なのか理解しておきましょう。思いやりには「相手基準」で考えることを忘れずに。

(監修/織田隼人 文/ファナティック)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時2017年3月3日〜2017年3月7日
調査人数:368人(22歳〜34歳の男性)