エクアドル政府は、北朝鮮人に対するビザなしの入国を停止する措置を取った。韓国の聯合ニュースが報じている。

エクアドル外務省は北朝鮮国籍者の入国に際して、今後はビザを要求する内容の大臣命令20号を官報に掲載した。この命令は即時発効された。エクアドルは、国連安保理の対北朝鮮制裁決議の履行の一環として、このような措置を取ったものと思われる。

エクアドルは、2008年に制定した新憲法に「普遍的移動の自由の保障」を明記し、アフガニスタン、バングラデシュなど11カ国を除くすべての国の国民のビザなし入国を認めるようになった。北朝鮮人に対しても、90日間のビザなし滞在が認められていた。

これにより、北朝鮮人がビザなしで入国できる国は、ガンビア、ハイチ、キルギスタンなど38カ国に減少した。アジアではシンガポールとマレーシアだけが北朝鮮人のビザなし入国を認めていたが、シンガポールは制裁履行のため、マレーシアは金正男氏殺害事件の報復として、ビザなし入国措置を取り消している

これに先立ちエクアドル政府は3月14日、北朝鮮の核兵器、ミサイルの実験に対して深い懸念を示す声明を発表している。2016年1月、2月、9月にも同様の声明を発表し、北朝鮮への圧迫を強める国際社会の流れに同調している。

一方で、2014年12月には、国連総会で採択された北朝鮮人権決議案に対して「人権状況の改善に寄与せず、国家間の建設的な対話と国際協力を傷つける」として遺憾の意を表明している。