29日、韓国メディアは、ウクライナの児童図書に掲載された朝鮮半島の地図に韓国の文化や歴史についての説明がなく、ただ1匹の犬の絵が描かれているだけという驚きの事実が確認されたと伝えた。写真は問題の「世界地図」。

写真拡大

2017年3月29日、韓国・聯合ニュースは、ウクライナの児童図書に掲載された朝鮮半島の地図に韓国の文化や歴史についての説明がなく、ただ1匹の犬の絵が描かれているだけという驚きの事実が確認されたと伝えた。

韓国の対外広報を行うNGO団体「VANK」によると、ウクライナで児童向けに出版された「世界地図」の中国を紹介するページを見ると、朝鮮半島の上にはペキニーズ犬1匹だけが描かれている。

VANKは14〜18日、在ウクライナ韓国大使館の招待を受けてウクライナを訪問した際に同書を入手した。同書はポーランド人作家らが作成した地図帳で、子供たちに各国の地図を通じて文化遺産や遺跡、特産物などを教えるもの。現在は米国や欧州など世界25カ国で出版されており、VANKが入手した本は2014年にウクライナ語に翻訳され出版されたものだという。

同書を見ると、中国は2ページにわたる大きな地図の上に各都市の名前と万里の長城や紫禁城、パンダなどの代表的なシンボルが描かれている。また、日本を紹介する地図にも東京や大阪、福岡などの都市名と各都市を象徴する遺跡や文化遺産などが描かれている。地図の周りには電子製品や自動車、着物、芸者などの絵を描き、日本を象徴するものであることを教えている。

しかし、韓国を紹介するページはなく、中国のページにペキニーズ犬1匹が描かれた朝鮮半島の地図があるのみ。ペキニーズ犬は古代中国の王室で飼われていた小柄犬であることから、朝鮮半島が中国の一部として認識される、もしくは韓国を代表する文化遺産は犬であると勘違いされる可能性があると指摘する声が出ている。

VANKのパク・キテ団長は「同書を見たウクライナの子供たちが韓国を代表する文化遺産はペキニーズであると誤解する可能性がある。韓国の国際社会における地位から考えると、非常におかしなこと」と述べた。また、「ウクライナはもちろん、ヨーロッパの歴史教科書や百科事典、ウェブサイトでも韓国は中国と日本の歴史の観点から紹介されていることが多い。さらに、韓国の歴史を中国と日本の属国として認識させ得る否定的な内容がほとんどである」と明らかにした。

これを受け、「韓国・ウクライナのデジタル公共外交大使」を務めるウクライナの大学生は、「世界地図」の出版社に抗議の書簡を送った。出版社側は「韓国を紹介するページを追加した新しい本の翻訳版をすぐに出版する」と回答したという。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「そういう韓国はウクライナのことを正確に理解しているの?私はウクライナがどこにあるかも分からない」「中国を紹介するページなのだから仕方ない」「韓国の犬食文化を紹介しているのだろう」「飛行機に乗ってショッピングを楽しむ大統領と沈んだ船の絵が描かれていなくて良かった」「僕たちがウクライナに関心がないのと同じく、ウクライナ人も韓国のことなどどうでもいい」「中国にペコペコする韓国政府の現状を正確に表している」などと理解を示す声が多く寄せられている。

そのほか、「泣けてくる」「これが韓国の現実だ」と悲しむ声や「ウクライナは人材が不足しているのか?なぜポーランドの作家を使う?」「韓国外交部はちゃんと働いているの?」などと指摘する声もみられた。(翻訳・編集/堂本)