「VELDT LUXTURE(ヴェルト ラクスチュア)」

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IoT製品・サービスを開発・販売する「ヴェルト」(東京都世田谷区)は2017年3月23日、スイスで開催された世界最大の腕時計見本市「Baselworld 2017(バーゼル ワールド 2017)」にて、スマートフォン連動機能を備えた腕時計「VELDT LUXTURE(ヴェルト ラクスチュア)」と、FeliCaモジュール内蔵のウォッチベルト・リストバンド型製品「VELDT TOUCHWEAR(ヴェルト タッチウェア)」を発表した。

「VELDT LUXTURE」は17年12月以降の発売で、同製品用に開発された回路モジュールとソフトウェアを時計メーカーに供給するOEM・ライセンス事業は3月中に受け付けを開始する。一方の「VELDT TOUCHWEAR」は6月頃の発売予定。

スマホからの情報は光や色で通知

同社の腕時計は、Apple Watch(アップルウォッチ)のように「見るからにデジタルな」スマートウォッチとは一線を画す。アナログ腕時計と遜色ない、コネクテッドと呼ばれるデザインを売りにしている。

これまでのVELDT製品は6時の位置に小さな液晶パネルを設けていたが、「VELDT LUXTURE」はそれすらもなくした。サイズはケース外径が38mm、厚さが11.8mm。従来モデルからよりコンパクトになり、とくにケース外径は通常のアナログ腕時計とほとんど変わらない。

スマホとの連携機能は健在。メール・SNS・着信等のアプリからの通知、スケジュール、天気予報――と、知るべき情報は光や色、バイブレーションで通知する。ベゼルの文字盤に光で情報を通知するLED「VIVID LOOP」(ヴィヴィッド ループ)には間接照明を採用。外周からの柔らかい光で情報の視認性を確保できるよう、文字盤の中心が盛り上がった「ボンベ・ダイアル」を現代版にアレンジした。

デザイン面も進化が見られる。小さく薄くなった外形には「VELDT BEAK」(ヴェルト ビーク)と呼ぶ、12時と6時方向の突起から流れるようなシルエットを取り入れた。その外観はプレートアーマー(西洋甲冑)の兜(かぶと)にどこか似ている。裏面にカラーガラスを採用するなど、洗練されたスタイルはこじゃれたファッションに似合う。

ところで「LUXTURE」という名前は、LUX(光)× FUTURE(未来)をかけ合わせた造語だ。現代人に光ある未来をもたらすべく、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターとの共同開発による精緻な睡眠判定アルゴリズム「VENASS」(ヴェナス)(VELDT & NCNP ALGORITHM for SLEEP STATE ESTIMATION)を搭載した。1日のどの時間帯に光を浴び、活動し、睡眠したか、センサーで精緻なデータを取得することにより、ユーザーが快適に過ごせる生活リズムを可視化するグラフアプリを提供する。さらに紫外線対策のUVインデックスのアラート機能も備えた。

iOSとAndroidを搭載したスマホとBluetoothで通信し、バッテリーは待機時でおよそ1週間持続する。価格はエントリーモデルが5万円前後、ハイエンドモデルは20万円超を予定している。

FeliCaモジュールを搭載した時計バンド

腕時計の魅力を決定づけるのは時計本体だけではない。男性にとっては唯一のアクセサリーとも言われており、時計バンドもまた重要な構成要素だ。「VELDT TOUCHWEAR」は、そのウォッチベルト・リストバンドにICチップのFeliCaモジュールを内蔵した。

ところで、同様の機能を持つアップルウォッチシリーズ2は時計本体にFeliCaがある。どちらの方式が優れているということはないが、バンドの方が読み取り機に近づけてかざすことができるはず。充電不要で、優れた防水性を備えているのも心強い。

「VELDT TOUCHWEAR」は、コネクテッド・ウォッチ「VELDT SERENDIPITY」の新モデル「VELDT SERENDIPITY - VELDT TOUCHWEARバージョン」に搭載される。同モデルの「STONE ROSE TOUCHWEAR」と「STONE MIRROR TOUCHWEAR」は、世界的にも珍しくラバーベルトの表面に天然石を採用した。特殊な加工を施しているので、違和感なく装着することが可能。価格は16万8000円(税抜)を予定。