By Darron Birgenheier

大統領就任後もセキュリティが十分でないとされる市販のAndroidスマートフォンを使い続け、批判を集めていたアメリカのトランプ大統領が、ついにAndroid端末をやめてiPhoneを使い始めたことが政府関係者によって明らかにされました。

Trump trades 'unsecure' Android device for shiny new iPhone

https://www.engadget.com/2017/03/29/trump-trades-unsecure-android-device-for-shiny-new-iphone/

Donald Trump switched to an iPhone and that call for an Apple boycott seems so far away now

http://mashable.com/2017/03/29/donald-trump-iphone-tweet-android/#MqmNDaTGYSqf

この発表は、ホワイトハウスのソーシャルメディア担当ディレクターであるダン・スカヴィーノ氏が明らかにしたもの。2017年3月29日のツイートでスカヴィーノ氏は「トランプ大統領は過去数週間にわたってiPhoneからTwitterを使っている」という内容をつぶやいています。





アメリカ大統領のスマートフォン使用を巡っては、先代のオバマ前大統領の時期からもセキュリティに対する懸念が叫ばれ続けてきました。Androidに限らずスマートフォンは多くの情報を保存すると同時に、端末の位置情報を保持していることや、場合によってはハッキングによりカメラやマイクが乗っ取られて機密性の高い情報が外部に漏れ出してしまう可能性があります。そのため、アメリカでは内部が暗号化され、セキュリティ・サービスによって認定を受けた大統領専用の端末が用意されており、トランプ大統領も就任前日にその端末を手渡されたことが報じられています

しかし、就任後もトランプ氏は従来から使い続けてきたAndroid端末の使用を中止していないことが何度も報じられてきました。特に、トランプ氏が情報発信の重要な手法として活用しているTwitterに投稿する際にAndroid端末を使用しているとみられており、大統領という要職にありながらセキュリティに対する意識が不十分であることを批判する声が根強く存在してきました。

トランプ大統領はいまだにセキュリティ面が不十分なAndroidスマホを使用している - GIGAZINE



そのような批判が続く中、ようやく大統領側近からセキュリティ対策についての発表が行われたわけですが、スカヴィーノ氏のツイートにはその後、「まだAndroidを使っているのでは?」という疑問を呈するツイートが寄せられています。

アメリカ・CNBCのテクノロジー系特派員であるArjun Kharpal氏は画像付きのツイートで「過去2週間にわたってiPhoneを使っているのであれば、3月25日のツイートがAndroidから送られているのはなぜ?まだ使用されているのでは?」と指摘。画像には「Twitter for Android」と、Android向けのTwitterアプリからツイートが行われたことを示す文言が表示されています。





なおトランプ氏は、2015年にカリフォルニア州で起きた銃乱射事件でAppleがFBIからのiPhoneロック解除協力要請を拒否したことを理由に、Apple製品をボイコットする意向を2017年2月にTwitterで示していました。

ドナルド・トランプ氏、「アップル製品をボイコットしサムスンを使う」と吠える! - iPhone Mania

また、このApple製品ボイコットのツイートが、実はiPhoneから発信されていたということも明らかになっています。

ドナルド・トランプ氏「Apple製品をボイコットしよう」→iPhoneでツイートしていたことが判明