花粉症さんにはつらい季節がもう少し続きます。マスクやメガネで防いでも、アレルギーのお薬を飲んでいても、症状が現れてしまう人は多いかもしれません。目がかゆくなったり、ゴロゴロと異物感がある場合は目を洗ってスッキリしたいと思いますが、洗いすぎることで逆に目のバリア機能が壊れてしまうことも。気をつけたい目の洗浄について調べてみました。

目を取って洗いたい! その気持ちわかります

花粉症の人のうちの80%に「目がかゆい」症状が現れるといわれています。花粉の飛来が多い日は外出しないのが一番ですが、通勤・通学でそうもいきません。かゆみという感覚はなかなか我慢することが難しく「目を取って洗いたい」と表現されるくらいつらいもの。しかも、かくことで刺激が増えてかゆみが増えたり、結膜(白目)や角膜(黒目)を傷つけてしまうこともありますし、目の周りの小じわや黒ずみを増やす原因にもなります。

気をつけて! 涙まで洗い流してしまっている

花粉症が現れる時期の対処法として「目薬をさす」「洗眼薬で洗う」人は50%以上にのぼるそう。確かに目薬や洗眼液で表面を洗い流すことは花粉を取り除く効果もありますし、清涼感のあるタイプだとスッキリしてかゆみも少し治まる気がしますよね。外出後の一日一回くらいなら問題ないのですが、日に何度も洗眼液を使用するのはおすすめできません。目の表面は油層、涙層、ムチン層という3つの層で覆われていて、乾燥や細菌感染などから目を守っています。涙が出るのは異物を洗い流す防衛機能でもあり、このバランスはとても大事。しかし、目を洗い過ぎることでこれらの成分まで洗い流されてしまい、ドライアイになったり免疫が弱くなってしまうことが考えられるのです。

この時期気になる目の洗浄方法

洗眼液で目を洗った後にカップに浮いている汚れが気になって何度も洗う人がいますが、この汚れは目の周りの皮膚やはがれた上皮細胞、ムチンのかたまり、目やにであることがほとんど。洗い流す必要のないものです。花粉は一回洗えば十分。それも市販の洗眼液ではなく、防腐剤が含まれていない人工涙液タイプの点眼薬を使うのが良いそうです。使い切りなので衛生面も安心、人工涙液なので目にも負担がかかりません。外出時はメガネをかけることで60%〜70%の花粉をブロックしてくれるので、この時期はコンタクトレンズよりもメガネがおすすめですよ。

アレルギーは症状が重症化する前に投薬を開始するのが軽く済むコツ。症状が出始める前にアレルギー用の薬を処方してもらうと安心です。花粉を洗い流したいのはわかりますが、大切なバリアまで壊してしまっては元も子もありません。洗い過ぎないように注意しましょう。


writer:しゃけごはん