29日、中国メディアの光明日報が、料理のユネスコ遺産登録に日本や韓国は成功したのに、なぜ中国は登録に成功しないのかについて分析する記事を掲載した。写真は餃子。

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2017年3月29日、中国メディアの光明日報が、料理のユネスコ遺産登録に日本や韓国は成功したのに、なぜ中国は登録に成功しないのかについて分析する記事を掲載した。

記事は、中華料理はフランス料理、トルコ料理と並んで世界三大料理に数えられており、フランス料理は2010年に、トルコ料理は11年にそれぞれユネスコの無形文化遺産に登録されており、韓国のキムジャン、日本の和食も13年に登録されたと指摘。しかし、中華料理はまだ登録されていないと伝えた。

その理由について記事は、世界中餐業連合会の武力(ウー・リー)主席が、「中華料理は幅が広くて奥が深く、包容力の強い料理であるため、韓国のキムチのように簡単に基準化できず、中華料理は良いからすぐに登録できるというものではない」と指摘。文化遺産登録のための条件を満たすよう模索し、様々なルートを通して中国の飲食文化の魅力を伝えることが重要との認識を示した。

また、中国烹●協会(●=食へんに壬)の辺疆(ビエン・ジャン)副会長は、「中国の美食は内容が多すぎる。現在は餃子を中心とした年越し料理を主な申請の対象としており、これは完全に要件を満たしている」と語った。しかし、中華料理は豊富すぎて遺産登録に成功しないという見方は否定し、主に登録基準に対する理解不足にあったとした。

さらに辺疆副会長は、遺産登録作業は各国とも国を挙げて取り組むが、中国ではその他の無形文化遺産については政府の後押しがあったものの、中華料理については関係する協会と民間組織が推し進めており、「中国の美食を国際舞台に押し上げるには、協会の資金や能力だけでは難しい」との見方を示した。

このため、「文化遺産登録作業を推進するには、国家戦略日程を早く出す必要がある」と主張、国が重視してこそ中華料理の遺産登録は一歩前へ進めると強調した。(翻訳・編集/山中)