北京の天安門広場で警備に当たる中国の警察(2011年3月3日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米司法省は29日、中国の情報機関員から多額の金銭などを受け取ったにもかかわらず、接触に関して捜査当局に虚偽の説明をしたとして、米女性外交官(60)を訴追したと発表した。見返りとして米国の機密情報を提供した疑いがある。

 訴追されたのはキャンディス・マリー・クレイボーン(Candace Marie Claiborne)容疑者。国務省の職員として中国などで働いていた際、中国の情報機関員と知りながら中国人の男2人とたびたび接触。米国の機密情報と引き換えに金品を受け取っていたという。

 首都ワシントン(Washington D.C.)の連邦地方裁判所に提出された訴状によると、中国の情報機関員らはクレイボーン容疑者の要求に応じて、男性が通っていた服飾学校の授業料、アパートの賃料、ミシン、休暇費用などを負担していた。

 クレイボーン容疑者は受け取った金品のうち、一部の現金と米アップル(Apple)の「iPhone(アイフォーン)」は自分のものとしたが、金銭の大半は北京(Beijing)や上海(Shanghai)滞在時に同居していた30歳前後の男性の手に渡っていた。男性の身元は明らかにされていない。

 クレイボーン容疑者は1999年から国務省に勤務していたが、深刻な金銭問題を抱えていたとされる。

 訴追は、捜査当局に中国側との接触について虚偽の説明を行い、捜査を妨害した容疑に対して行われた。

 司法省のメアリー・マッコード(Mary McCord)次官補代理はクレイボーン容疑者について「自身の地位や、機微に触れる外交情報にアクセスできる立場を私益のために使った」と指摘した。

 司法省によると、クレイボーン容疑者は28日に逮捕された。翌29日に裁判所に初出廷し、無罪を主張した。
【翻訳編集】AFPBB News