27日、韓国メディアによると、昨年11月にSNSに登場した「シバル費用」という新語が、韓国の若手サラリーマンなどの間で流行語になっている。写真は韓国ウォン紙幣。

写真拡大

2017年3月27日、韓国・聯合ニュースなどによると、昨年11月にSNSに登場した「シバル費用」という新語が、韓国の若手サラリーマンなどの間で流行語になっている。

サラリーマン生活2年目のイさん(29)は、SNSで「シバル費用」をこんなふうに使う。「職場の上司から受けるストレス解消のため、退勤後、毎日『シバル費用』で酒を飲んでいたんです。そうしたら半年で体重が10キロも増えたので、また『シバル費用』を使ってジムに登録しました」。

「シバル」とは「畜生」「この野郎」といったニュアンスを持つ韓国の俗語で、悪態をつく際などによく使われる。「シバル費用」とはつまり、悪態をつきたいような状況に陥った際、腹立ち紛れに使う金のこと。韓国にも日本の「衝動買い」を意味する「衝動購買」という言葉はあるが、「シバル費用」は「ストレスを受けなければ使わずに済んだはずの費用」を限定的に指すもののようだ。

27日、韓国のビッグデータ分析企業ダウムソフトによると、昨年11月にあるネットユーザーの投稿から生まれた「シバル費用」の語は、今年に入り早くもSNSの投稿1万9774件で使われていることが分かった。「シバル費用」の中身は、「ストレスから衝動的に注文したチキン代」や、「普段なら公共交通を使うところをムカついたから乗ったタクシー代」などだそうだ。

心理学の専門家はこうした流行について「懸命に金をためても家の1軒すら買えない現実に挫折したサラリーマンたちが、一時の消費を通じて現実の苦しさから逃避しようとしている現象」と分析している。

この報道に韓国のネットユーザーからは「僕もそれでよくタクシーに乗るし出前を頼む」「自分への補償金というとこかな」「シバル!また金を使っちゃったじゃないか!」など、この言葉をよく使っているとみえる人からの意見が寄せられる一方、「ちょっと乱暴じゃないかな。悲しい新語だね」「下品な言葉。目にするだけで眉をひそめちゃう」「口にするのもはばかられる単語だ。一部の非常識な子たちがSNSで使う隠語をわざわざ記事にして大衆化しようとするマスコミには笑っちゃうよ」など、新語に顔をしかめる声も。

一方、「腹立ち紛れにでも使う金があるのはうらやましいよ」「若者はこんなことばかりしてるから未来が見えないんだよ」「まあ、金を使わないと経済も回らないからな。シバル」といったコメントもあった。(翻訳・編集/吉金)