「Winter diary ~A7 Classical~」より

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 ファッション雑誌『ViVi』(講談社)で連載されていた、浜崎あゆみ(38)の「Ayuのデジデジ日記」が、3月23日発売の5月号で最終回を迎えた。同連載は、2000年から17年に渡って続いていたが、節目の200回を迎えた今回でファイナルとなった。最終回は通常回通りの私服スナップの他、浜崎あゆみの笑顔を集めたポラロイドも掲載。また、4月23日発売の6月号では、連載200回を記念とした浜崎あゆみのロングインタビュー企画が予定されている。かつては貴重な私服姿が見れると人気だったコーナーが、遂にその17年の歴史に幕を閉じることとなった。

 浜崎といえば、昨年9月に10歳年下の米国人男性と離婚したことが報じられたが、近年は話題も乏しく、プライベートのゴシップばかりが目立つ。歌番組に出演しても、顔や歌声の著しい劣化がネット上で騒ぎ立てられるばかりで、もはや“オワコン”との声も上がっていただけに、雑誌の連載終了も当然の運びだったといえる。ファンに定期的に情報を発信できる唯一の場所をも失った今、そのオワコン感はますます拍車を掛けることとなりそうだ。

「今回の連載終了に関しても、ネット上ではむしろ『まだ連載してたの?』との声があがるばかりで、最近の『ViVi』読者もほとんど目を通してなかったようです。浜崎の人気の低下と共に、出版社内でも度々打ち切りが検討されていただけに、むしろよく続いた方です。今回の連載終了も、不人気から来る事実上の打ち切りということになりますが、節目の200回まで続けたのは、過去の功労から来る出版社の温情だったということでしょうね」(出版関係者)

 若い読者の中には、当然、浜崎の過去の栄光や存在自体を知らない人も現れ始めている。それだけに、連載をいつまでも続けておくわけにはいかないというのが本音なのだろう。200回という節目を使って、極めて穏便に連載を打ち切ったというわけだ。

■ホールクラスの全国ツアーに関係者も悲鳴

 そんな”オワコン歌姫”の浜崎だが、24日には5月から始まる全国ツアーの第一弾が発表となった。今回は全国で過去最多の60公演に挑戦すると公表されており、その皮切りとして発表された15公演は全てがホールクラスと強気だ。

 昨年9月の『TA LIMITED LIVE TOUR 2016』では、数千人キャパのライブハウスが中心だった。にも関わらず、“4次販売”を行ってもなお売れ残る会場が続出していたとあって、今年のホールクラス中心のツアー行程には関係者内部から既に悲鳴があがっているのだという。

「昨年のライブハウスツアーはキャパが小さい分、チケット単価を上げざるを得なかった背景があり、それがさらにファン離れを招きました。アリーナクラスでキャパを上げればチケット代も下げれるので、ファンは戻って来るだろうと考えているようです。しかし、こんな状況下でホールクラスのチケット数を捌けるわけがないと関係者も困惑しているのが現状です。中には『もうディナーショーにして欲しい』と、嘘のような泣き声をあげている関係者もいるとか」(音楽業界関係者)

 今回のツアー発表もほとんど話題になっていない事実が、浜崎の人気の現在地を示している。次にメディアに取り上げられる内容が、ツアーチケットの売れ残りがスゴいという話題ではないことを願いたい。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する