中華料理はしばしば世界三大料理の1つと呼ばれるが、中国は国土が広く、地域によって料理の特徴は大きく異なるため、中華料理と簡単に一括りにできないほどの多様性を持つ。北京料理や四川料理、広東料理は、いずれも味付けや材料などで大きな違いがある。(イメージ写真提供:123RF)

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 中華料理はしばしば世界三大料理の1つと呼ばれるが、中国は国土が広く、地域によって料理の特徴は大きく異なるため、中華料理と簡単に一括りにできないほどの多様性を持つ。北京料理や四川料理、広東料理は、いずれも味付けや材料などで大きな違いがある。

 いずれにせよ、中華料理は世界中で親しまれている料理であり、世界三大料理という称号がふさわしい料理だと言える。だが、中国メディアの光明日報は「日本と韓国は自国の料理を世界無形文化遺産に登録することができた」と伝える一方、なぜ中国は中華料理を世界遺産に登録できずにいるのかと嘆く記事を掲載した。

 農林水産省によれば、和食は2013年12月、「日本人の伝統的な食文化」として、ユネスコの無形文化遺産に登録された。また、韓国のキムジャンも「キムチ作りと分かち合い」として、和食同様に13年に無形文化遺産に登録されている。

 日韓が自国の料理やその文化を無形文化遺産に登録させることに成功していることが中国としては悔しいことのようで、記事は「わが国の飲食文化の奥深さを考えれば、世界無形文化遺産に登録されていない事実は遺憾としか言いようがない」と伝え、中華料理と並んで世界三大料理に称されるフランス料理やトルコ料理はすでに無形文化遺産に登録されていると指摘した。

 続けて、中華料理が無形文化遺産に登録されていないのは、その奥深さと複雑さも原因の1つだとし、「キムチ作りと分かち合い」のようなシンプルさが欠けていることも理由だと指摘。無形文化遺産への登録には料理の背後にある文化的価値の存在が必要だと伝え、「まずは餃子を中心とした正月料理というテーマで無形文化遺産への申請を進める方針」だと伝えた。

 一方で記事は、「中華料理は内容が豊富すぎるため無形文化遺産への登録に失敗する」という見方については「正確ではない」とし、これまで中華料理が登録に失敗してきたのは「登録に必要な基準に対する理解不足」が原因だったと報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)