こんな青春したかったな〜
 - (C) タナカカツキ/講談社・2017 東映ビデオ/マイケルギオン

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 高杉真宙が主演を務め、タナカカツキの名作マンガを映画化する『逆光の頃』に、今年度後期のNHK連続テレビ小説「わろてんか」で主人公を演じる女優・葵わかなが出演していることが明らかになった。葵は、高杉演じる主人公の恋の相手役だ。

 原作「逆光の頃」は、1988〜1989年に「コミックモーニング」と「モーニングOPEN」にて連載された。全12編から構成される原作のうちの「僕は歪んだ瓦の上で」「銀河系星電気」「金の糸」の3編にオリジナルの1編を加えて映像化。『ぼんとリンちゃん』でも高杉とタッグを組んだ小林啓一監督がメガホンを取り、京都生まれ、京都育ちの高校2年生・赤田孝豊を主人公に、同級生とのいさかいや、幼なじみへの恋……思春期ならではの不安定な心ときらめきを映し出す。

 そんな物語に挑んだのは、今後の活躍を期待される2人の若手実力派。高杉が主人公の孝豊を演じ、彼が恋心を抱く幼なじみ・みこと役を葵が務める。公開中の『PとJK』含め今年6本の出演作が公開される高杉と、新朝ドラヒロインの葵、この2人の共演は見ものだ。

 高杉は、初共演の葵を「一緒に演技をしていて落ち着く方」と紹介。幼なじみ同士という劇中の役柄通り、「葵さんも隣にいることが違和感なく不思議に感じることなく、セリフの掛け合いを楽しみながら演じることができました」と語る一方、あるシーンを挙げ、「あんなにナチュラルに演技ができるんだなぁ……とたくさんの刺激をいただきました」と俳優として得たものもあったそう。ヒロイン役に決まったことに驚いたという葵は、「台本と原作を読むと世界観がしっかりしている作品だったので、撮影前はその作品の雰囲気をうまく出せるか、役に馴染めるか、とばかり考えていました」と吐露しつつ、楽しかった日々として撮影を振り返った。

 小林監督にとっては「ずっと映画にしたかった作品」への挑戦。「主演の高杉真宙くんやヒロインの葵わかなさんは、原作から飛び出してきたような存在感でした」と明かすと、「よく『孝豊』や『みこと』として生まれてきてくれたなと大げさでなくそう思います。この作品は2人が生まれる少し前に世に発表されました。当時高校生だった僕から今の今まで、2人をずっと待っていたように思えます」と強い思い入れをにじませた。(編集部・小山美咲)

映画『逆光の頃』は初夏、新宿シネマカリテほか全国順次公開