スッキリ爽快なだけがレモンサワーの魅力じゃない!実は今、甘味のあるレモンサワーが新たにきている様子。しかも、女性を中心に!

和三盆や蜂蜜でレモンを漬け込んだレモンサワーや、イタリアの食後酒リモンチェッロを使ったレモンサワーなどの“苦甘い”テイストが女性の食指をソソるのだとか。

甘くて美味しい、さらに気取らずに楽しいレモンサワーで是非デートを成功させて欲しい!



リッチレモンサワー¥800。ひと口、飲んですぐに女子も「美味しいっ!」と笑顔に
身も心もリッチに。タイトルに偽りなしの、エレガントな味わい
『鳥料理 それがし』

五反田


堂々「リッチ」を掲げる“甘味レサワ”の提供は開業して間もない3年ほど前から。リッチの真相は、和三盆。サトウキビから作り、上品な甘さが特徴の四国特産品で高級和菓子に欠かせない存在。ここではコクをプラスするため、三温糖も加えている。

「始めた途端、すごい反響だった」と振り返る蓮井二郎店長。ベースは同じサトウキビの糖蜜が原料のキンミヤ焼酎。エレガントな仕上がりに思わず飲み過ぎてしまうこと、必至。



部活のときに飲んだ蜂蜜レモンが発想の原点。鍋にレモンと和三盆、三温糖を入れて弱火で約30分、アクを丁寧に取りながらじっくりと煮込んでいく。煮終えたレモンは仕上げ用にキープ



とり担々うどん(2人前)¥1,000。鳥専門店らしく、出汁は特製の鶏スープで。ピリッと辛く、甘めレサワとよく合う



とりのすき焼き(〆の卵とじご飯付き、1人前)¥2,200。2名から注文可。甘めは当然、すき焼きの甘辛味とも◎



煮込まれたスライスレモンは、まるでマーマレードの果肉のような状態。ほろ苦くて甘く、そのまま食べても美味しいのだ



カウンターをメインとして落ち着いた雰囲気の店内


甘味以外にもこだわった、本格レモンサワーを供するお店



自家製蜂蜜レモンサワー¥864
蔵元を愛するからこそ見出せた、本格麦焼酎の新レモンサワー
『夢酒 みずき』

銀座


いわゆる甲類焼酎をベースにするのが一般的なレモンサワーだが、この店は本格焼酎。日本酒のほか、焼酎にもこだわるが故に「ウチがやるなら」と独自の道を歩んだ。

SAKEソムリエの徳永尚子さんは言う。「『駒』は割って美味しい麦焼酎ですが、ミネラル感があり、酸は爽やか。だから、レモンにも合う」。

試行錯誤を経て現在の形に至ったのは一年ほど前。味わえば、麦の香ばしさが漂い、個性的。じっくり向き合いたくなる美味しさだ。



レモンは常に国産で愛媛県岩城島産が中心。蜂蜜も愛媛『山の蜜』で、漬けたスライスだけをグラスに入れ、軽い甘さに仕立てる。都城・柳田酒造『駒』が香り、ゆっくり飲めば味も変化



下関とらふぐの唐揚げ¥3,780〜。大ぶりの骨付きフグ唐にかぶりついて、“甘味レサワ”をひと口、飲んでホッとする。この旨さは子供にはわかるまい



重厚なウッドのテーブルやダウンライトの照明など、まるでバーのような店内。カウンターの向こうには厳選された日本酒と焼酎が並ぶ




自家製蜂蜜レモンサワー¥648
レモンが旨けりゃそりゃ旨い! 生産者との出会いが生んだ一杯
『もつ吉 分店』

荻窪


店内の木箱には、レモンがゴロゴロと。「僕たちは『岡本さんちのレモン』って呼んでます」と店長の松井武志さん。岡本さんとは広島・大崎下島で完全無農薬を貫く生産者。存在を知ってしまったからこそ、このレモンサワーはある。

「どちらかというとグレープフルーツに近い味わい」で、「皮も美味しいですから、マドラーで潰して食べて」。その味わいは天然の恩恵そのもの。ほんのり甘くて炭酸は強め、レモンがしっかり香っていい塩梅だ。



レモンスライスに蜂蜜と氷砂糖、もちろん果汁も入れて、3日間馴染ませて原液は完成。これを甲類の焼酎と、特別なサーバーが可能にした超炭酸水(飲めばビシッと強炭酸)で割って提供



和牛ハラミの炙り刺し¥1,814。低温調理でしっとり火入れ。その食感はまさに生で和牛のハラミも希少。この3月からの新作で、レモンサワーをグビリ



北欧を想起させるインテリアが居心地よい空間を演出。落ち着いた店内はデートにも同僚呑みにも使える


“リモンチェッロ”を使えば、アテがグッとお洒落になる!


焼きとんや大衆酒場の定番酒といった趣のあるレモンサワー。しかし最近は、リモンチェッロをベースにしたレモンサワーを提供するイタリアンが増えている。前菜やピッツァなどと楽しむ、いつもとは違う“おしゃレサワ”も◎だ。



アルコール度数24%のリキュールをソーダで割る。単純なレシピだが飲み飽きせず、濃厚な味わいの料理によく合う
カジュアルな料理と楽しむリモンチェッロサワー
『Alba』

武蔵小山


開店して間もなく2年。イタリア料理をベースに、酒盗とクリームチーズのピザ¥680やハラミのアヒージョ¥650といった、酒が進むカジュアルな料理を楽しませる店として人気を博している。

多くの人が頼むのが、リキュール「リモンチェッロ」をソーダで割った、リモンチェッロサワー¥480だ。甘みと酸味、さらにほろ苦さがあるのが特徴でスイスイ飲める味わい。

もちろん料理との相性も抜群。中には4〜5杯飲む大ファンもいるのだとか。



イカとエビをニンニク、唐辛子とソテーし、アボカドにかけたアボカド刺し¥480。ニンニクの風味、唐辛子の刺激、アボカドのコクが心地よいハーモニーを奏でる一品で、特に女性に人気だ



気取らず楽しめる雰囲気の店内




甘みのあるリモンチェッロトニック¥580はカットレモンとともに
本場に負けないこだわりピッツァにリモンチェッロトニックが好相性
『ナポリピッツァ Pizzeria la Rossa』

武蔵小山


南イタリア料理を中心に本場の味を提供。店主は30年前からイタリアで食べ歩きを重ね、舌で覚えた味を再現して日本のピッツァを牽引。

その日の状況で小麦粉のブレンドを変え、低温長時間発酵により甘みを引き出した生地は、特製の釜で焼くとふわっと香り立つ。

このピッツァに、イタリア最高峰のリモンチェッロ「アマルフィ」を1:5で割ったリモンチェッロトニックを合わせると、思わず杯が進む。



前菜盛り合わせ(二人前)¥2,138。「生ハム以外はすべて自家製。さっぱりしたリモンチェッロトニックは、この皿のさまざまな味わいのどれにもよく合います」(店主・丸山さん)



どの席からも店主こだわりのピザ釜が見える




甘味と酸味のバランスも秀逸なリモンチェッロソーダ¥830
A5黒毛和牛とイタリア伝統料理で肩肘張らずにがっつり飲み食い!
『trattoria Tanta Bocca』

北参道


古くからイタリアで愛されてきた伝統的な料理と、一頭買いのA5黒毛和牛のさまざまな部位を味わえるトラットリア。

つねによい素材を探し、自家製にこだわるシェフの、ボリューミーで完成度の高い食事にくわえ、ときに酒場のような賑わいと酒を楽しむこともできる気さくな雰囲気も人気だ。

レモンの産地や栽培方法にこだわった味の濃いリモンチェッロソーダも、そんな陽気な同店ならではの美味しさだ。



A5黒毛和牛内モモのグリル¥3,900。しっとりとジューシーな赤身



気取らない雰囲気の店内はイタリアの街角にあるトラットリアそのもの


■衣装
トップス¥3,132〈ディスコート/ディスコート 東京ドームシティラクーア店 TEL:03-5803-1753〉、ピアス¥71,280、ネックレス¥34,560〈トーカティブ/トーカティブ アトリエ ショップ TEL:03-6416-0559〉、リング¥81,000〈ボロロ/キューレット バイ ニュージュエリー 新宿店 TEL:03-6380-6195〉




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